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醜女アイテム

「なんだ。菅刈公園の犯人も薬物使ってたんですね。

余計に白蘭の能力が眉唾(まゆつば)な可能性でてきたね?」と目黒川の桜並木を歩きながら潤が言う。

ちょうど菅刈公園の前を再度通る。

「でも、あの成分だとゆきずりで貰った薬物では無いと思うなあ〜それにアイツは午前中の事件だから朝から吸ってた事になる。が、朝は退去を宣告されて出ていく準備をしてたから…

上の西郷山公園で白蘭に吸わされて…じゃ、無いなあ〜」と鬼丸が頭をかしげる。

「何かおかしいの?」潤が聞く。

「…時間が無いんだよ。アイツが朝からマジックマッシュルームを吸ってラリってる時間の余裕が無いんだよ。結構スケジュールが立て込んでる。」鬼丸が納得いかないみたいだ。

「薬物の摂取の仕方は、吸引、注射、経口とある。

血管に入らないと効かない。まず注射が1番早いが跡が残る。捕まってすぐに分かる。

が注射痕はなかった。つまり吸引か経口だ。吸引なんかしてる暇は無かった。なんせ午前中に出ろと言われてたし。

なら残るのは経口だ。風邪薬と同じ感じだね。」鬼丸が順序立てて話す。


黒猫は野生の勘がスゴかったが、こういうロジックは無かった。碁盤の目を埋めるように少しづつ固めていく。

単純でわかりやすい人だが、確かに副署長も機動隊出身で機敏だが思考派だった。飲んでフラフラになりながら潤の胸をチラチラ見ながらたまに天井に目を逸らす。

その心の葛藤を見てるのが楽しかった。

絶対理性が勝つ人だと信用してる上で、本能と理性がせめぎ合ってるのが見てて楽しいのだ。

鬼丸はちょっと手が早いが…きっと副署長も奥さんには落とされてるから早かったのかも?

1度ご挨拶に署まで来られたが…メガネでザンバラ髪で後ろの毛がハネてた。

そう潤に似ていた。地味めで胸だけデカい。白蘭がエロマンガのキャラとか言った理由も分かる。

手塚治虫の火の鳥の古代編にワザと醜女に化粧する女が出てきた。

「若い女が美しいのは百害あって一利なし。思考力が伴わなき内に百戦錬磨の男と向き合うのは、戦場に身一つで飛び込むようなもの。

中身が伴うまでは素顔を晒してはいけません。醜女であれば男は素を見せます。それをしっかり見てから素顔を見せる相手を選ぶのです。」と。

今でこそメガネはオシャレアイテムだが、昔はメガネ1つでブス確定だった。便利なアイテムだった。

手塚治虫の知恵を授かった人物だった。


「風邪薬と同じなら前日夜の内に口から入ってると言うことね?」潤が聞く。

「うん、口から入って血液にまで浸透するには時間が掛かる。遅くても昨夜には飲んでないと…この薬の成分表を専門家に見てもらおう!」鬼丸がニヤッとする。

「エッ、そんな人居た?」潤が聞く。

「元科捜研が居るじゃないかぁ〜」と成分表をヒラヒラさせながら鬼丸が笑った。

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