悪夢
週末、鬼丸は出掛けたいと言ってたが潤が断った。
身体がダルい…反省した。
男性にお預けすると反動がキツくなる。
部屋が汚いと3ヶ月拒否ったせいで、部屋が綺麗になったら、ほぼ毎日になった。連続7日目…身体がもうイヤだ!
そして、きっと今日もやるだろう…と思うと身体が熱っぽくなってきた。寒気までする。
反対に鬼丸はどんどん元気になっていく。
探偵になってから、ずっと彼女いなかったそうで。久々なので楽しくて仕方ないようだ。
「後何日続くんだろ?でも、もう絶対熱出てる。風邪ひいてる!断るんだ!今日は!」と自分の部屋に戻ろうとしてると居間から鬼丸が顔を出す。
「大変だよ!テレビ見て!」呼ばれてフラフラと居間に行く。鬼丸の部屋にはブランケットが無いので毛布を引っぱって身体に巻く。
居間の壁に大型テレビがある。鬼丸に壁掛け式を提案したのだ。そこには逃げ惑う人々や血溜まりが映っていた。
「サンシャインですよ!やられました!
店のオープンで忙しそうにしてると油断しました!」鬼丸が悔しそうだ。
サンシャイン横の公園で白蘭が協賛してるNPO法人の炊き出しイベントがあったのだ。どうもそこに並んでた浮浪者が急に暴れだし初めは仲間同士で取っ組み合いのケンカから誰か刃物を振り回しだしサンシャインで遊びに来てる人まで巻き込まれたようだ。
幸いサンシャインで刃物を振り回していた浮浪者数人はすぐに警備に抑えられたらしい。が、公園内では腹を刺されたり首を切られて3人が重傷で病院へ搬送された。
「白蘭が池袋でサンシャインで何かやる気だと分かってたのに!」鬼丸が頭を抱える。
「でも買い物客の方は警備員が何とか抑えたし、浮浪者同士でケンカで刺しただけだし、まだ絶対そうとは決まってないわよ!」潤は鬼丸を慰める。
鬼丸に、部屋を片付けないとしない!とか条件出してたのは自分だ。
いや、でも、まだ本当にお店オープンして昨夜もスゴい行列なの見たのだ、遠目で。
店には入らなかったが、絶対店で頑張ってたと思う。
ユニバーサルデザインでスロープにしたが、席が遠くなるので一部の客から不満が出てると聞いたのだ。
忙しいと思っていたのに!
「今日、法人が炊き出しやるのは把握してたのに〜
まさか、このタイミングでやると思って無かったよ〜」なぜか潤をぎゅううっと抱きしめる。
アカン!ストレスがこっちへ向かう気がする。
「風邪引いたみたい。ちょっと家戻って寝るね。月曜日、明日にはちゃんと出勤するんで。
今日はゆっくり寝るね、ごめん…」と謝る。
「あっ、ちゃんと暖房入れてヤれば良かったですね!
ア〜ッ、こっちも手落ちだあ〜っ!」鬼丸は打ちのめされた。
慰めてあげたいが、とにかく潤も体調悪い。
身体をゆっくり休めたくて部屋に戻った。




