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恋バナ

「エーッ、まだダメなの?」寝室の床掃除終わったが乾燥させたいので、まだ床タイル貼りは2時間待ってくれと潤に言われた。仕方なく遅いランチを食べに外に出た。カレーの気分だったので毎度の赤いバーのカレー屋へ。要がチラシを張っていた。

「あれ?休むの?珍しいね。」鬼丸が要に聞く。

「ママとデートだよ。フフッ」要がニヤニヤしてる。

確かにママは美魔女だが…潤はこのカップルがイマイチ分からない。

「要さんて、いくつなの?」鬼丸にソッと聞く。

「う〜ん、30くらいかな〜?」鬼丸も年までは把握してない。「ママって妖艶だけど還暦だよね?」確か通ってる60代の男性がママと同い年とか言ってたような…

「まあ、それは人それぞれだよ。そんな事言ったら俺らだって10歳違うじゃん。」痛い所を突かれる。

まあ、そんな事言ったら潤が歴代好きだったクソ男は20歳離れてた時もあった。

基本年上のニヒルな男が好きなのだ。ミステリアス系な。

年下は鬼丸が初だ。

可愛くて素直でデカいけど子猫みたいな愛くるしさだ。相性も良いと思う。

意外に潤はマゾだ。気が強く見えて責められたい願望があるが、鬼丸は可愛く見せてベッドで暴君だ。

付き合った男は、日頃男らしいのに意外に二人っきりだと甘えてきたりして気持ち悪かったが、鬼丸は日頃善良でイジられキャラに見せてベッドではグイグイだ。

昼間、尻に敷かれてるように見せての意外に自分を譲らないタイプだ。

ヲタだが、拘ってる部分以外はどーでも良い潤とぶつかりそうでぶつからない。

本当に片付ける能力が皆無なだけで、それ以外は快適な人だ。


「たまにはね。ママが空を泳ぐペンギンが見たいって言うから。」要が照れくさそうに笑う。

日頃無表情で事務的だがママの話する時だけは、ちょっと目尻が下がる。

不思議なものだ。

「良いなあ〜仕事が終わった所で空いてるし、俺等もどっか行かない?」と鬼丸が言い出した。

「ちゃんと部屋が片付いたらね!それからだよ?」と潤が言うと「うん、チャチャッと仕上げるよ。片付けより簡単だし!」と床張りには自信があるようだ。


「食後にどうぞ!」と小皿につぶつぶの種ようなものを要に出された。

「あっ、ありがとう〜」鬼丸は慣れてるようで5粒くらいを口の中に放り込む。

「なんですか?これ?」潤は知らないので聞く。

「フェンネルってスパイスだよ。食後の口直しと消化を助けるんだ。」潤も手のひらに乗せて貰って食べた。口の中がスッキリする。

「インドでは普通らしいよ。レジ横にいつも置いてるね、本場の店は。」と要に説明を受けた。


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