表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/76

切れ者

「うぃー」

 人懐っこい笑顔で中年男が体をぶつけてきた。

「待ってたぞー」

 別の男が肩を組んできた。

「よぅ、久しぶり、こっち来いよ」

「変わらないわね」

「面影残ってるー」

 皆、笑顔だった。


 新規訪問先の会社で、私は初対面の人達に取り囲まれ、そして馴れ馴れしく話し掛けられた。

 しかし不思議と嫌な感じもしない。

 さすが株式会社同窓会だ。社員教育が徹底している。


「覚えてるか、文房具屋の親父」

 意を決して、私がそう投げ掛けると、小柄な男が即答した。

「そりゃあ、学校中で知らない奴はいないぜ。あれ覚えてるか?三角定規事件」

 笑いが起こった。

 この切れ者が、ここの責任者に違いなかった。

「…あぁ、勿論」

 そう言って笑った。

 今回の商談は厳しくなりそうだと私は思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ