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準2級

「こんなはずじゃなかったのに…」

 課長がデスクに伏せて泣いていた。

 課長は、通勤時間に勉強してエスパー準2級に合格した努力家だった。

 課長はエスパーらしく、書類のプリントアウトを念写でしたが、いつも生ビールや枝豆等が浮かび上がるので、仕事中も居酒屋のことばかり考えているのが社内にバレてしまっていた。

「君に頭の中を覗かれる私の気持ちが分かるか…」

 課長はボロボロと涙を流した。

 その時だった。

『準2級に念写は早いんだ。あれは準1級からだよ。でも課長、これからも期待しているぞ。まずは2級を目指して頑張るんだ』

 事務所の向こう側から、エスパー1級の常務が私達の頭の中に直接話し掛けてきた。

 課長は顔を上げ感激した様子で立ち上がった。

「常務、2級取得に向け、今日からまた頑張ります!」

 それでも課長の手元の印画紙には、ジンワリと軟骨の唐揚げが浮かび上がった。

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