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男だって恋をしたら? ”乙女になるってこと、女の子達は誰も知らないだろう!“

作者: 七瀬




男だって恋をしたら? ”乙女になるってこと、女の子達は誰も

知らないだろう!“




・・・これは! ”僕と同じぐらいの歳の女の子達は誰も知らない!“

男だって女の子に恋をしたら? ”めちゃめちゃ乙女になる事を。“

因みに恋愛対象は、”僕は絶対に男じゃない!“

女の子が好きなのだけど? 

僕は好きな女の子が近くに居ると分かっただけで、”顔が真っ赤になり、

オドオド、情緒不安定になり言葉が全然出てこないとい症状が出るのだ。“

もうモジモジ感がハンパなく、心臓がドキドキ僕の中では爆音で鳴っている!

好きな女の子だと、目もまともに見れないし、チラチラ見るぐらいしか

出来なくなって困ってしまう。

”もぉ~乙女炸裂中になってしまうのだ!“




『”城戸さん、ひょっとして? 体調悪いんですか?“』

『・・・えぇ!? な、なんで?』

『”顔真っ赤だし、熱でもあるんですか? 体温計で計ってみたほう

がいいですよ。“』

『・・・ああ、こ、これね、そうだね、後で体温計っておくよ。』

『”ダメです、今計ってください!“』

『・・・あぁ、ううん、』




職場の新人の女の子に僕はそう言われて、体温を測る事になったんだけど?

”まさか? 好きな女の子が近くに居て、乙女炸裂中だったなんて! 

絶対に口が裂けても言えない。“



『”どうですか?“』

『えぇ!?』

『”体温ですよ! 熱があったんですか?“』

『・・・い、いや、36.5度、』

『えぇ!? 平熱じゃないですか? じゃあ、なんであんなに顔が真っ赤

だったんですか?』

『・・・そ、それは、』

『”まさかですけど? 好きな女性ひとが近くに居たとか?“』

『えぇ!? な、なんで、そ、そんな事ある訳ないじゃないか、』

『”凄い動揺してますよ、城戸さんって分かりやすいですよね、因みに

誰だったか教えてくださいよ、誰にも言いませんから!“』

『・・・い、居たよ、』

『”上沢さん? 貴理音さん? それとも松野さん?“』

『”・・・ま、松野さんかな、“』

『なんか城戸さんって可愛いですよね! 私が好きになっちゃいそう!

なんか松野さんが羨ましいなぁ~』

『・・・な、なんで?』

『”城戸さんって、凄く純だし、真面目だし、誠実だから! 職場の女の子達

にも凄く人気があるんですよ! 知らなかったでしょ!“』

『”・・・し、知らなかった、“』

『城戸さんって、凄く鈍感な人だからそういうところも女子にモテるんですよ。』

『”モテてないし、そもそもモテてる感じも全然しないし、、、!“』

『”ただ城戸さんが松野さんを好きな事は黙っててあげます! だから私の悩みを

聞いてもらっていいですか?“』

『・・・悩み? 僕でいいの?』

『”城戸さんがいいんです!“』

『・・・まあ、ずっと隠してきた事が瀬里ちゃんにバレちゃったし、

悩みぐらい聞くのはいいけど? 僕で解決出来るか分からないよ。』

『”別に解決してほしい訳じゃないから、イイんです! ただ私の話を聞いて

くれるだけで、お願いします。“』

『・・・あぁ、ううん、』

『”じゃあ、行く日が決まったら連絡しますね!“』

『うん。』








 *





・・・これがきっかけで、職場の新人の女の子の瀬里ちゃんだけには?

僕の隠していた、”乙女の部分をそのまま見せられる仲になったんだ!“

最初は、”凄く驚いてたんだけど。“

だんだん、”女同士の会話みたいな関係になってしまった!“

僕の乙女がもう隠しきれなくなると? この子が僕に近づいてきて、

誰にもバレないように隠してくれるんだ!

なんていい子なんだよ、”僕のマブダチだよ。“

ふたりで話す時は、”女子トークで盛り上がるんだ。“

僕は好きな女の子のこういうトコロを見ると? ”キュン“となるとか

話すと、瀬里ちゃんも僕に職場に好きな男性ひとが居ると話してくれた。

まさか? 瀬里ちゃんの好きな男性ひとは? ”僕の直々の後輩じゃん!“

そんなに好きなら、二人で会う機会を作ってあげてもいいよって瀬里ちゃんに

言うと、めちゃめちゃ喜んでたな。

その代り、”僕の好きな女の子を僕の近くに呼んでくれたり、瀬里ちゃんが僕に

いいパスをしてくるんだ。“

有難てぇ~ いつまでも僕と仲良く女子トークしようね、瀬里ちゃん!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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