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男女比1:700で楽しく生きたい!  作者: 月乃
高校入学前
3/7

03.配信

かく言う俺も、前世でいう中学生くらいの年齢となった。

お姉様はそれはすごい美人になったし、俺も結構イケメン?中の上くらい?の顔になった。お母様は32歳とは思えないほどの若さを保っていて、本当に美しい。

だが、一つとても悔しいことがある。それは…学校に行けていないことだ。

いや、誤解をしないで欲しい。不登校ではない。決してない。

この世界では、男子を中学校以下の義務教育過程に通わせては行けないと書いているのだ。それはなぜか?法律の専門家によると発情するかららしい。ワイドショーでやっていた。

それでも暇というわけじゃない。いや、暇な時間を潰しているのだが。

趣味で前世からやっていたトロンボーンとPCゲームをやっている。それでも暇な時は家事をやったりニュースみたり。ただそれも3年以上続けると飽きるってものだ。

構ってもらおうにもお母様は仕事、お姉様は学校があるので午前は帰ってくることがないし、午後も5時くらいまでは暇だ。

しかも学校に行かないことで遊ぶ友達もまたいない。何をするにも1人だ。テレビやスマホを触らない時は無音と戦っているような気持ちになる。

と、暇を潰すためにテレビをふとつけた。


『今話題の配信者!あなたは何人知っていますか?』


「これだ!!!!」

泰に電流走る。そういえば前世でもやってみたかったがスペックが低かったから遠慮していたんだ。

そう慣れば即行動!テレビを消してPCをつけた。確かOCSっていうソフトで配信できたよな。配信プラットフォームは…何がいいだろうか。WeTubeはいきなりだと敷居が高いしtorchはガチガチのゲーマーしかいないイメージあるし…

そこで目についたのはMiradomだった。またもや泰に電流走る。

ここならそこまで参入障壁高くないしいいのでは…?

思い立ったが吉日。すぐにマニュアルを読み進めて始めることにした。親の許可?一報?そんなのしらねぇなぁ!

と言うことで、配信開始ボタンを押した


ーーー

ストリーミングが開始されました!

もちさんが入室しました。

ーーー


うお、早速入ってきた。


「もちさんこんにちは〜」


それっぽいことを言ってみる。実際配信者をそこまでみたことなかったから何を言っていいかわからぬ。


ーーー

もち:こんにちは〜。男性のような声ですね

りんさんが入室しました

ーーー


「そりゃ男ですから」


一瞬何を言っているんだ?とも思ったがそういえば男女比がおかしいんだった。外に出てないから忘れてたぜ!


ーーー

りん:初見です。男性なんですか!?

もち:またまた〜

はるさんが入室しました

すずさんが入室しました

ーーー


「えぇ〜ほんとですよ〜!証拠として出せるものはないんですけどね」


ーーー

紅い夜さんが入室しました

はる:こんにちは!声むちゃくちゃ素敵ですね!はるちゃん好きだよって言ってください!

ゆかりさんが入室しました

りん:とりあえずなんのゲームするんですか?

すず:どもです

もち:ふへ

ーーー


「ええと…はるさん?に関しては言っても減るものじゃないので言いますね。はるちゃん、好きだよ。そしてゲームは…何しようかな?あ、すずさん紅い夜さんゆかりさんこんにちは」


ーーー

はる:わたしもすきです!!!うへへ

もち:この瞬間全国のはるさんが死んだ

りん:Forkniteとかどうですか?

紅い夜:仕事でつかれたところにオアシスはあったんだ…きっとここは私のオアシスだ…

ゆかり:男性だぁ〜!!

ーーー


「フォークナイトか!いいね〜。じゃあちょっと起動するわ。紅い夜さん、お仕事お疲れ様です」


フォークナイトとは、最近人気の建築バトロワゲームである。一応ちょっとやっていたのでインストールはしていた。


ーーー

紅い夜:あああああ(尊死)

ゆかり:これは死ねる

はる:今だけ学生であることを後悔してます…

すず:性格よすぎです

ーーー


「そうかな?そこまで性格俺良くないんだ。対外的にちょっと優しいだけで」


これは本当だ。対内的な性格はそんなに良くない。いや悪くないかもしれんが自分の性格なんてわからん。実際はこの世界の人とほとんど接してないからわからん。


ーーー

はる:絶対家族にも優しいでしょ!!!

もち:こんなお兄ちゃんが欲しかった

紅い夜:23のババアでも付き合ってくれますか??

ーーー


「23歳とかまだまだ全然婚期ありますって。俺なんかよりいい人いますよ」


ーーー

紅い夜:なんていい子なんや…泣けてきた…

ゆかり:今日学校休んで本当によかった

ーーー


「お!起動した!それじゃあ早速やっていきますね〜」


〜〜〜〜〜〜


「あ、もう4時半じゃんやべ!」


楽しんでいたらもう3時間も経っていた。視聴者数は124人、初回にしては多い方じゃね?

ーーー

おかゆ:どうしたの?

もち:もう終わっちゃう?

るーーな!:用事かな?

ーーー


「もうそろそろ夜ご飯の支度しなきゃだから終わるね!バイバイ!」


ーーー

すず:お疲れ様でした〜

紅い夜:悲しいけどバイバイ;;

アルタレス:ノシ

ーーー


と言うわけで配信を終了させた。夜ご飯はいつもお母様とお姉様が帰った後に食べれるようにしてるので大体4時から作り始めてるのだが…おかずを何個も作れる時間ではないので主食で完結するやつ作るか。

卵と鶏肉と玉ねぎがあるから〜…親子丼にするか。

食材をいい感じに切って〜調味料と玉ねぎ入れて〜鶏肉入れて〜


そんなことをしていたらお姉様がお帰りになった。

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