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白の書  作者: 黄坂美々
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朝霧は白く

朝霧は白く景色をぼやけさせる

全てを呑みこみ

昨日までを消し去るように

少し冷たい風が頬をかすめ

僕はまぶたを閉じる


小鳥のさえずり

木々のざわめき

朝のにおいが鼻をくすぐり

世界が動き始める


朝霧は白く景色をぼやけさせる

全てを覆い隠し

見えぬ未来を映すように

少し暖かな陽射しが頬を照らし

僕はまぶたを開ける


小鳥のさえずり

木々のざわめき

朝のにおいが鼻をくすぐり

僕の世界がまわり出す





朝霧っていろいろな条件がそろわないと見られないと聞くので、見られたらすごくラッキーですよね。

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