第11.5話 過信
マグナの洞窟〜37階層〜
「おい、そっちに1体行ったぞ!」
「了解、フレイムブラスト!!」
彼の銃口に炎が灯る。
ドォォオォォォン!!
「グォォォォォォォォッッッッッン!」
キングオーガに穴が開く。
ズゥゥゥウウゥッッン
巨体が倒れる。
「ブラスト、ガンナ、ロッド、まだまだくるぞ!」
「「「了解!!」」」
「補助魔法!パワフル、ソニック、シールド!」
「ブリザード!」
前方の敵が凍りつく。
「ナイスガンナ、くらえ、ハリケーン!!」
凍った敵が粉々になる。
「いいぞ、ブラスト。」
ハイズと呼ばれる、リーダーの彼が、一気に敵を斬り裂いていく。
(縮地、剣撃!)
「くらえ、雷鳴剣!」
彼の剣が電気を纏い、敵という敵を感電させていく。
「みんなしゃがんで!シャイニング・カッター!!」
ロッドが魔法を放ち、敵の頭部と胴体がおさらばする。
「あと1体だ!気を抜かずいくぞ。」
ハイドが一気に間合いを詰めて横に剣を振る。
キングオーガがそれを剣で受け止めるが、力の差が大きいようで吹き飛ばされる。壁に当たると同時に、ロットが魔法を飛ばす。
「アースランス!!」
土の槍がキングオーガを貫き、壁をも破壊する。
「ギュオオオオオオオ!!」キングオーガの腹から血が噴き出る。
するとキングオーガが魔法によって空いた壁の穴に這いながら逃げ込んだ。
「くそ、待て!!」
穴を覗くが既に姿はなく底の見えない空洞になっていた。
「まぁ、野垂れ死ぬか、下の階層まで落ちてるだろう。とりあえず塞ごうか。」
そう言われ、ロットが土魔法で壁の穴を塞ぐ。
全てのキングオーガを片付けた彼らは次の階層38階層を目指すべく、次の階段へと進む。
彼らは知らなかった。見逃したキングオーガが、底ではなく上へと登り、10階層まで登っていたことを、またその甘さがが、1人の少年を苦しめることを。
裏話なので短めに




