第11話 帰還
フェイドさんのポータルによって地上に戻るとそこにはグレイスさんがいた。
「アグマ!大丈夫か!?」
青ざめた顔でこちらに寄ってきた。
「なんとか大丈夫でした。」と少し余裕そうな顔をして答えた。
(いや、まじで死にそうだったんですねけどね!)
「そうか、そういえば、すごい魔力を感じてここにきたんだが何があったんだ?」
やはり、あの魔力放出で気づいたのか。
「実は10階層のボスを倒した後に、めっちゃ大きなオーガが壁から出てきたんです。なんとか倒せたんですけど、そいつだと思います。」
「多分キングオーガだろうな。Aランクも倒せるようになったのか。私の思ってる以上に君は強くなったようだな。」
そっか、俺強くなったのか。
「まぁ、過信は良くないけどな。」
しっかり忠告された。
「とりあえず、換金して宿まで戻るか。」
「はい!」
そうして、僕らはギルドへと戻り換金を済ませ、宿へ戻った。
換金の際は魔石デカさに驚かれたが、グレイスさんによって事なきを得た。
「それじゃあ私はもう寝るよ、アグマおやすみ」
グレイスさんにそう言われ、僕も自室に戻った。
今回の戦いは凄かった、自分を成長させることもできたと思う。
「あ、そうだネックレス忘れてた。」
キングオーガとの戦いでネックレスがドロップしたのを忘れていた。とりあえず、ネックレスを首につけて見てステータスを確認する。
「ステータス!」
アグマ・ライオレット
年齢:10歳
職業:魔剣士
冒険者ランクD
所持金:127000G
Lv.20
状態:正常
HP:402/252(+150)
MP:220/220
ATK:218(+50)
MAT:195
DEF:206
MDF:235
INT:80
AGI:248
LUK:100
スキル
剣撃Lv.5、連撃Lv.4、縮地Lv.6
ディメンションLv.2
魔纏Lv.MAX、魔壁Lv.MAX、魔力操作Lv.4
付与魔法(火、水、風、光)Lv.5、暗視Lv.1
水魔法Lv.3、風魔法Lv.3、光魔法Lv.5、闇魔法Lv.1
耐性
毒耐性Lv.3、痛覚耐性Lv.1、火耐性Lv.1、
疲労耐性Lv.3、魔力耐性Lv.2
固有スキル
ラストリベンジ(他人には表示されない)
特殊装備
ゴブリンの腕輪:ATK+50
真紅のネックレス:HP+150
なるほど、これはHPを底上げしてくれるのか、すごく便利だ。てかレベルが20も上がっている。すげぇな。闇魔法も得ている。攻撃を喰らうだけでも習得できるのか、しかし魔力耐性というのがよく分からない。明日グレイスさんに聞いてみるか。
次の日僕はグレイスさんに魔力耐性について聞いてみた。
「魔力耐性か、これは魔力酔いを防ぐためのものだな。私は既にレベル最大たが、このスキルは強い敵と対峙すればするほど上がってくる。あとはフェイドに頼めばレベル上げはさせてくれると思うぞ。」
「本当ですか!?そしたら今から頼んできます!!」
「あー、一応私もついていこう。」
ということで、フェイドさんのいるエルファスへと向かった。
エルファスの最上階に難無く上がり、フェイドさんに会うことができた。
「なんだ?何のようだ。私は忙しいんだ。」
「いや、実はアグマが魔力耐性を上げたいんだと、私からもお願いできないだろうか。」
グレイスさんが頭を下げた。いや、俺が下げないとおかしいだろ。
「頼めるのがフェイドさんしかいないんです。お願いします!!」
角度45度、完璧な礼をした。
「はぁ、仕方ないな、徐々に魔力密度を上げていくから、キツくなったら教えろよ。」
「分かりまし、うぐぁぁ!」
片足をついてしまった。何だこれは目眩がする。
「大丈夫か?」
「は、はい大丈夫です。」
声のしたフェイドさんの方を見るとフェイドさんが2人に見える。やばいな、これは。
再び立ってよろける。
「アグマ、キツかったら言うんだぞ。」
そう言ってグレイスさんが僕の腕を掴んで肩を回して支えてくれた。その瞬間、フェイドさんから莫大な魔力が飛んできた。
「おい!フェイド!!」
グレイスさんの声がした気がするが、それどころではなかった。
「あ、もう無理ぃ。」
そう言い残して僕は意識を失った。
目が覚めると、目の前にグレイスさんの顔があった。
「おい、アグマ大丈夫か!?どこも痛くないか?」
とても心配そうな顔をしている。とりあえず身体に異常はなさそうだ。
「はい、大丈夫です。」
そう言って起き上がった時に気付いた。壁の隅に申し訳なさそうにフェイドさんが立っていた。
「すまなかったな。ちょっと魔力放出を上げてしまった。」
なるほど、だから倒れたのか。まぁ何となく理由は分かる気がする。
「アグマ、フェイドもこう言ってるし許してやってくれ。」
いやいや、許してやるなんて僕はそんな偉い身分じゃないよ。
「いえいえ、こっちは頼み事をしている身ですし、何されても大丈夫ですよ。」
「やっぱり、アグマは優しいな。」
グレイスさんが何かボソッと言った気がする。
「え?なんか言いましたか?」
「え、いや、何にもないぞ。気にしないでくれ。」
気のせいだったぽい。
「アグマ、この後また修練するのか?」
フェイドさんに聞かれたが、正直迷う。また気絶するかもしれないし、一気にするのも良くないのかもしれない。
「ステータス」
アグマ・ライオレット
年齢:10歳
職業:魔剣士
冒険者ランクD
所持金:127000G
Lv.20
状態:正常
HP:402/252(+150)
MP:220/220
ATK:218(+50)
MAT:195
DEF:206
MDF:235
INT:80
AGI:248
LUK:100
スキル
剣撃Lv.5、連撃Lv.4、縮地Lv.6
ディメンションLv.2
魔纏Lv.MAX、魔壁Lv.MAX、魔力操作Lv.4
付与魔法(火、水、風、光)Lv.5、暗視Lv.1
水魔法Lv.3、風魔法Lv.3、光魔法Lv.5、闇魔法Lv.1
耐性
毒耐性Lv.3、痛覚耐性Lv.1、火耐性Lv.1、
疲労耐性Lv.3、魔力耐性Lv.4
固有スキル
ラストリベンジ(他人には表示されない)
特殊装備
ゴブリンの腕輪:ATK+50
真紅のネックレス:HP+150
さっきので2レベも上がったのか、強いな。
「ほう、2レベも上がったのか、すごいな。」
「え!?フェイドさん自分のステータス見えるんですか!?」
ステータスを覗き見できるのは初めて知った。
「あー、そうか、彼は鑑定眼と言うやつでな。特殊なスキルなんだ。俺の固有スキルだ。」
「固有スキルって習得するのは無理なんですか?」
「そうだな、大抵不可能だが、稀に固有スキルが発現する人はいるそうだ。アグマは固有スキルがないからもしかしたら途中に発現するかもしれないな。」
「あ、僕にも、固有スキルは一応あるんです。他人から見えないだけなんですけど。」
「そうなのか、そんなスキルが。何てやつなんだ?」
「えっと、〜〜〜!!!」
「おい、どうした?」
いや、どうもしてないはずなんだが、声が出ない。
「〜〜〜〜〜!!!」
スキル名が言えない、なんでだ?
「なるほど、アグマ、そのスキルは人には知られてはいけないのかもしれない。そのスキルの効果が下がるか、防がれる可能性があるからだろう。」
なるほど、流石はフェイドさん。
「とりあえずは人に言わないのが得策だろう。言わないことが君を救うことになるかもしれない。」
「分かりました。」
話が一段落して、僕は家に戻ることにした。グレイスさんは用があるとのことでここに残るようだ。
エルファスの塔を出ると、日が沈み始めていた。
(ラストリベンジか、どんなスキルなんだろう。)
「〜〜〜〜!!」
あ、そっか、言えるわけねぇか。
(ラストリベンジ!)
「「発動条件が満たないので使用できません。」」
「おわっ!なんだ!?急に頭に声がした。」
発動条件が満たないって?どんな条件なんだろうか。
その後いろいろ試してみたが、条件は分からず、スキルについて分かったことは、
・声に出せない
・発動条件がある(教えてくれない)
これくらいだ。そんなことを考えながら宿に戻った。
「アグマさんどうしたんですか?そんなに疲れた顔をして。」
あれ、顔に出てたのかな。気絶してただけだけど。
「いえ、倒れてただけなので。」
「ええ!それは大変ですよ、これ食べて元気出してください!」
そう言ってエリさんが目の前に山盛りの肉がのった丼が出された。
「スタミナ丼です!力尽きますよぉ〜!」
「ありがとうございます。いただきます。」
「う、うまぁぁぁあ!!」
まじでうまかった。にくにくにくっ!って感じだった。これは元気になる。
「ごちそうさまでした。」
そうしてスタミナ丼を食べ終わった僕は部屋に戻って眠った。
そういえばマグラをマグナに変えておきました。訂正完了だと思います。




