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プロローグ


◆プロローグ


 彼女は、日本という国の2X世紀の、とある県のとある町に家族と共に住み、平凡な何処にでもいそうな一人の女子大生だった。


 希望の大学にそれなりに仲の良い家族たちの支えもあってなんとか合格し、友人や恋人にも恵まれ、大学生活を謳歌していたはずの19歳になったばかりの、桔梗 葵。

 彼女は本当につい先程、数瞬前まで大学の図書室にいて、恋人である四葉大地と、気難しい教授に出された課題について談笑しあっていたはずなのに──。


 突然──、身体の周囲が目も開けていられないくらいの眩い光に包まれた。光のむこうで、「あおい!!あおい!」と何度も大切な彼女の名前を呼ぶ叫び声。呼ばれたほうも大好きな人だと思っている人の声が。驚きと恐怖で手を伸ばす“大地”の心配そうな顔と、必死に呼びかける声が聞こえた気がしたが、そのまま無理やり光の柱?に吞み込まれ、異世界に引きずりこまれるように“召喚”された──。


 ──気が付けば、パルスフィールド皇国と言う異世界の1国で、中世ヨーロッパを思わせる皇都ルピナスに建つ、神殿みたいな建造物の中の、召喚の魔法陣が描かれた1室に座り込んでいたのだった──。


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