無敵の人の強さを見せてやる!
これは異世界であり現実だ
俺の名前は安木浩介32歳無職だ。
今日も俺の才能を認めない社会の法を破って薬と酒を楽しんでいる。誰も俺を止めれない世界で最高の男になった気分を味わえるからだ。部屋の窓からタバコで黒ずんだ前歯でガキ共を威嚇してやると最高に気分がいい。
そんな至高の時間を奪う電話が鳴り響く。だるいから放置していてもずっと鳴り続けるから仕方なく電話を手に取った。
「なんやねん邪魔すんなや」
「警察に居場所ばれとるみたいやから早く逃げたほうがええで」
「どうにかなるやろ」
どうにかなるし逃げるんも面倒だから動きたくないが、どうも本当に警察がくるようだった。酒は入っていたがまぁ運転してもどうにかなるやろし適当に車でも走らせようと思った。
親の金で買ったekワゴンに乗り込みアクセル全開で走り進める。誰もいない川岸の道を時速100kmで運転しているときだった。酒と薬で一瞬目が眩んだ。次に目を開けたとき車は川に向かって猛スピードで突っ込んでいた。
「ほんまだるいわ。まぁでも大丈夫やろ」
そう思いながらブレーキも踏まずに俺は川に突っ込んでいった。まぁ誰か助けてくれるやろし悪いのは落ちた俺やなくてこんな曲がった道やから金も出るやろ。
そんなことを思っていたことまでは覚えている。次に俺が気が付いた時には全く知らないところにいた。最初は薬の影響で幻覚が視えていたと思っていたがそうじゃないらしい。俺は今異世界にいるみたいだ。