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増幅使いの這い上がり  作者: aaa168(スリーエー)
日常から、異世界
11/127

練習

すいません遅くなりました。


そして……見てくださってるみなさんありがとうございます!なんか2千こえてるし……

部屋に着いた。


さて、やりますか。魔力の変形だが……想像しやすいものがよさそうだ。


この前は適当にやってたが、今回は形を決めてやってみよう。


最初は……四角だ。頭の中でイメージして、魔力を放出していく。


四角い箱に水をつめていくイメージ。


どうだ?


……うん、やっぱりまだまだ出来ないな。




一時間ぐらい経った頃。魔力も尽きてきたが、少しだけ分かったような気がする。


さて、素振りといきたいが……


今はまだ騎士団の方にはクラスメイトは行ってないはずだし、アルゴンさんがいたらちょっと頼んでみようか。


相棒のスタッフも持って、いざ訓練所!




――――――――――――――――――





アルゴンさんは、いたにはいたが訓練中でした。騎士団員と手合わせ?している。

さすがに声はかけられないな。すごい気迫だ……


気のせいか、ちらほら筋トレのようなものを行っている人がいる。


……あの腕立てのやり方はあんまり筋肉つかないんだよな……腰が反ってしまっている。あああの人もスクワットはちゃんと腰を落とさないと……あー気になる!




「あの……ちょっといいですか?」



とりあえず腕立てしていた団員さんに声をかける。


「ふっ……ふっ……おお、勇者様ではないですか。何でしょうか?」


「その、訓練?なんですけど、えっと……こうしたら効率もいいし筋肉がつきますよ」


腕立てを実際にやって見せました。我ながら完璧なやり方だと思っている。



「な、なるほど……こ、こうかな?」


「えっと、そうですね、体は一直線のイメージで。あと腰をもう少し上げて、そうです!」


「おお、さっきより負担がかかっている気がするな……ありがとう。ふっ……ふっ……ふっ……」



熱中し始めた団員Aさんを尻目に、今度はスクワットをしている団員さんに声をかける。


その次はあのエアー懸垂をしている人だ。次はあのストレッチをしている人にも……



あれ?俺なんでここに……


「君!さっきから見てたよ。あちこちに教えて貰って悪いな!」


自分がなぜここに居るのか真剣に考え始めてきた時、アルゴンさんが声をかけてきた。


「はは、いえいえ!どうしてもむずむずしちゃって」


「大変ありがたい……それでここへ来たのは用事でもあったのだろう。なんだ?」


「ああ、それなんですが、素振りを教えて欲しいんです。これを十分武器として扱えるぐらいには鍛えておきたくて」




そういい、スタッフに視線をやる。


「ふむ・・・また珍しいものを武器にしたな。いいだろう!魔物が近くに来た時には、杖も近接武器として扱うことがある。後衛にもいずれ教えようと思っていたことだ。」


「ありがとうございます!それじゃ……」


「うむ、いつもの素振りの型を見せてくれ。」


いつものように、素振りをしていく。


アルゴンさんは、ものすごく的確で、分かりやすく改善点を教えてくれた。


……おお、なんか形になっている気がするぞ。


「ありがとうございました!それじゃ……忙しいところすいませんでした。」


「ははは、お礼を言うのはこっちの方さ。また何かあったら声を掛けてくれ。色々大変だろうが、頑張れよ!」


アルゴンさんからのありがたい言葉を聞いてから、訓練場を離れた。


うん……来てよかった。



――――――――――――――――


もう一度部屋へ。魔力も回復したし、やりますか。


さて、魔力の変形だが、一番近いと思ったのがホログラムのように構成していくイメージだ。


集中集中……。よし、イメージは四角。上から精巧に。焦るんじゃない、ゆっくりと。


時間はまだまだかける。ゆっくりゆっくり、魔力を放出しては、形作っていく。


……どうだ?



手の上には、もやもやとしたものではなく、はっきりとした白の四角いものが出来ている。



「やっ……っぐああああああああああ」



俺は体中に激痛が走るのを感じ、完成した魔力の塊が無くなっていくのを目にしながら、意識を失った。

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