令和四年文楽地方公演
3年ぶりぐらいだろうか?三重県の旅行に行ったとき、文楽の地方公演をとても久しぶりに観た。
昼の部は「熊谷陣屋」、夕方の部は「曾根崎心中」である。どちらも美事な内容だった。久しぶりに観た感動も、加味されているかも知れないが。
「熊谷陣屋」は文楽や歌舞伎のシナリオの中でも、最も美事なもので、あえて、あらすじは書かないが、とにかく美事である。 源氏の武将熊谷次郎直実は平家の武将平敦盛を討ち取る。
ところが、そこに大仕掛けがあり、熊谷次郎直実が、敦盛の母、藤の方を慰める言葉がまさに全てブーメランになって帰って来る。
終わったあと、吉右衛門さん、吉右衛門さん、と言う言葉が聞こえた。もちろん、中村吉右衛門さんの当り役だったからである。
しんみりした。
しかし、次の曾根崎心中で、坂田藤十郎(扇千景の夫)が90歳ぐらいになっても、孫を相手に天満屋遊女お初の役をやっていたことを思い出し、少し、おかしくなって来た。
でも、文楽の「曾根崎心中」も、素晴らしかった。
大学生ぐらいのカップルで、観に来ている子がいた。感心だと思うが、天満屋って、何の店?(・・;とか、話しているので、困った。
私の頑張りどころである。私より若い世代に古典芸能を伝えないと、古典芸能はなくなってしまう。(・・;




