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令和元年松竹大歌舞伎(9月7日)

年に三、四回ある松竹大歌舞伎、4月に多治見で松本幸四郎の公演を観た。7月の公演は何故かチケットが取れなかった。

そして、今月の公演は扶桑町というところで、チケットが取れた。

扶桑町の文化会館は小さいところだが、花道もある立派な劇場である。

9月公演は中村鴈治郎、中村扇雀兄弟(坂田藤十郎と扇千景の息子)の公演。


前半は「恋飛脚大和往来」こう言って分かりにくければ、梅川忠兵衛という作品である。

後半は「蜘蛛糸梓絃」これは片岡愛之助がやっているのを観たことがある。


梅川忠兵衛は忠兵衛を中村鴈治郎、梅川を市川高麗蔵、忠兵衛をいじめる八兵衛を尾上松也が演じる。

しかし、めったに居眠りしない私が、この作品、何かうとうとしてしまった。

この作品はおおもとは近松門左衛門が書き、だんだんいろんな味つけをしたものであり、上方(かみがた)の人のしゃべくりみたいなのを楽しむのだが、中村鴈治郎も、高麗蔵も、何か華がないというか、上方のチャキチャキした感じも、逆に幸薄いカップルの色気とかもあまり出ていないような気がした。中村鴈治郎はこういう色男みたいなのはあまり向いていないような気がする。

「西郷と豚姫」「鳴神」「毛抜き」みたいな豪快な男みたいなのが向いているのではないだろうか?

しかし、昨日は「封印切」という段で、お客様から預かっているお金の封印を切ってしまい、死を覚悟するところだが、そこの迫力は良かった。(・・;)(観ている人で自業自得と言っている人がいたが、古典というものを感じられなくなっているのではないか?(・・;)



そして、後半は華麗な歌舞伎舞踊、尾上松也演じる源頼光、中村扇雀の息子の虎之介のところに妖怪土蜘蛛がいろんなものに変化して、襲ってくるが、それを華麗な舞と早変わりで演じる。

鴈治郎と扇雀は弟の方がずっと上手いとみんな暗黙に思っている。

扇雀の息子も父親の指導を受けていたら、一定以上の歌舞伎役者になるのではないかな?(・・;)と思う。

土蜘蛛は歌舞伎も能も人気のある作品で、やんややんやの大喝采で終わった。

良かった。

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