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松竹大歌舞伎(10月5日)

これは、全国ツアーの公演で、大垣の近くの羽島で(母親と)観た。

おもだか屋一門の「獨道中五十三驛(ひとりどうちゅうごじゅうさんつぎ)」である。


長いお話なのだが、ダイジェスト版。お馴染みの弥次さん、喜多さんが京都から江戸に帰るお話にお家騒動や敵討ちがからめられ、東海道のいろいろなところで、その土地の独特のところで事件が起こる。

現在性を大事にするおもだか屋一門らしく、台詞にはベッキー騒動、高畑親子騒動など盛り込み、楽しい。(・・;)



おもだか屋と親しかったのか、よく分からないが、坂東三津五郎の息子、巳之助が主役である。この人は三谷幸喜の映画「清洲会議」で見たとき、存在感が光っていて、伸びると思ったが、父の死という不幸も乗り越え、よくやっている。


この作品の見所は二つ。愛知県の岡崎には化け猫伝説があり、浮世絵好きの私にはよく浮世絵で観ている素材、テーマだが、もちろん浮世絵は当時の歌舞伎を描いたのである。それが現代によみがえった。

市川猿之介が化け猫を演じ、宙乗りもやる。

このシーンに出てくる人たちはけっこうアクロバティックなわざを要求される。


そして、次の見所は大団円までに坂東巳之助が十三役早変わりをやりながら、するするするっとラストに至るところで、不思議、不思議、あっという間にラストに達してしまう。


けれんたっぷりの、これがおもだか屋の思う歌舞伎なのだろう。(・・;)

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