松竹大歌舞伎(11月19日)
今日は母親と歌舞伎を観に行ってきた。(・・;)
マザコンで友達のいないいびつな男である。(-_-;)
たびたび書いているが、名古屋で歌舞伎をやるための御園座と言うところが建て替え工事をしているため、大都市には普通来ない地方巡業公演が名古屋でもやることになった。
座長はテレビドラマなどで人気の上がった片岡愛之助である。
実は御園座がまだある時、片岡愛之助座長公演、ただし歌舞伎でなく、江戸を舞台に現代人が製作した「好色一代男」を観た。
そのときは台詞まわしのくせが強いなと思った。
そして今日は本格的歌舞伎を観たが、やはり片岡愛之助の台詞まわしはくせが強かった。そこが好き嫌いが分かれると思う。
多分、上方(京都系)の歌舞伎の人の独特の流儀があるのだろうが、他には仁左衛門、扇雀にふれたぐらいなので、完全には判断出来ない。
また片岡愛之助は現代人にしては柄が大きく、吉右衛門が全国巡業やると年齢、体力的に前編か後編のどちらかしか出られない(多分、そう)のに比べ、今日はやや時間は短いものの前編お芝居、後編舞踊と両方こなしていて、関心した。
前編は「彦山権現誓助釼」
毛谷村六助と言う在野の豪傑がいて、腕は立つが女、子供、老人などに優しく、どこかぬけたところがあり、おっとりと大味でうれしい。
お人好しの六助は大名家に仕官したいと言う京極内匠と言う男にわざと勝ちを譲ってやり、その一方、悪党に襲われている幼児を助けたり、旅の老婆を屋敷に泊めてやったりする。
するとその屋敷を悪党が襲うのだが、謎の虚無僧が悪党を退治。
剣の天才毛谷村六助は虚無僧は女だと見抜く。するとその女は私はあなたの妻ですと言う。毛谷村六助の師匠が悪人京極内匠に暗殺され、その娘はいいなづけの毛谷村六助を探していたのだった。そして毛谷村六助が助けた幼児は師匠の孫、老婆は師匠の夫人だったと分かる。そして京極内匠を討ちに行くところで終わる。(歌舞伎はとても長く、名場面を切り取って見せていく。)
片岡愛之助はとても上手だった。悪人京極内匠役は左団次の息子男女蔵、六助の妻は中村壱太郎、老婆は上村吉弥であった。壱太郎の役は女武道と言われる女だてらに闘ったりする役である。
そして後半は舞踊「団子売」天神さまの橋のほとりで片岡愛之助、中村壱太郎が夫婦の団子売に扮し、屋台で団子を売る。餅を作り、団子を作ることはエロチックな意味を暗示していて、夫婦の愛と子孫の繁栄をことほぐめでたい舞踊である。
一足先に劇場に春が来た。




