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番町皿屋敷;平成25年7月27日

松竹大歌舞伎は一年に何本か、全国ツアーをやっているが、中村吉右衛門一座、播磨屋一門の公演、東海地方では扶桑町というところしかやっておらず、初めて行ってみた。


駅からタクシーで扶桑町文化会館というところに行ったが、タクシー運転手さんによるとパトロン的人がいて、文化に力を入れているらしい。



劇場も愛知県の小さい街にはびっくりするほど立派な劇場だった。



中村吉右衛門一座、播磨屋一門の中村歌昇、中村種太郎が中村又五郎、新しい歌昇を襲名。

おもだか屋一門ほど話題になっていないが、内容は素晴らしい。


出し物は「番町皿屋敷」、襲名披露口上、中村又五郎、新しい歌昇親子の「連獅子」


「番町皿屋敷」は明治の文豪岡本綺堂の作品。ホラーではなく、究極のラブストーリーで、オバケなどは出てこない。

青山播磨に仕える菊(中村芝雀)は愛する青山播磨が自分と家宝のどちらを大切にするか、試すため皿を割る。しかし、本当の愛を試された青山播磨は激怒し、菊を斬る。

そういう悲劇である。

本当の愛を侮辱されたら死を、というのはトマス・マンの「マリオと魔術師」にも出てくる。

究極のラブストーリー、ロマンティシズムであろう。

中村吉右衛門が青山播磨をやっているのだが、これが現代最高の演技かと思いながら観ていた。



口上は親戚ばっかでやっている播磨屋一門らしく、あまり面白味のないものだったが、私たちのやっていることが本流ですという発言に凄みを感じた。




そして、「連獅子」すごくよかった。まだ、感動が抜けない。

シリアスな舞踊、コメディの狂言、シリアスな舞踊という構成で、途中の狂言もすごく面白く、ジェットコースター的に構成されていて、完全に作品世界に没入してしまった。


今までで一番いい花道脇の席で、新しい歌昇の汗や化粧まで見えた。

動きが止まっている時もものすごい荒い息をしているのである。


人間の偉大さを感じる。

あと演奏、長唄などが素晴らしかった。

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