「白浪五人男」平成24年2月22日
昨日、今日、名古屋の御園座で歌舞伎を拝見しました。
昼の部、夜の部があり、昨日は夜の部、白浪五人男。
今日は昼の部で人気作のクライマックスシーンを集めたものでした
観た順で書きますが「白浪五人男」は全編を通して観ました。
今回の歌舞伎の中心は尾上菊之介と尾上松緑でした。
歌舞伎にすごく詳しい人なら二人がどういうポジションかは説明不要かもしれませんが、菊之介は美男子で女形や、色悪という色気ある悪役などが得意です。
尾上松緑は体格などに恵まれ、男らしい役などを得意としています。
実は国文学の世界で平安時代と江戸時代には対立があり、私(平安時代)はなかなか歌舞伎を観られませんでした。
今回やっと念願かなって歌舞伎を観ましたが独特のスタイルも、演技も音楽もよかったし、ストーリーもよかったです。
本筋とはズレてしまいますが劇場で650円の音声ガイドが借りられ、解説も楽しめました。
セリフはもっと分かりにくいのかな?と思いましたが、意外とよく聞き取れました。
逆に国文学文法の細かいところまで計算した美事なスタイルで、びっくりしました[e:451](身分による敬語の使い分けなど)
また設定などで分かりにくいところは解説がありました。
それで白浪五人男ですが第一部は五人の悪党が誕生するまでのストーリー。
第二部がある豪商の家での大規模な詐欺で、ここはいろんな意味で楽しませる仕掛けがたくさんあり、よかった。
ちょっと気になったのが国文学の様式で悲しい設定のところで、観客がけっこう笑っていて、それが現代の感覚なのかもしれないけど、うーん(-.-;)
また実は昨日も、今日もかなりお客さんが少なく、ガラガラでした。
日本伝統の文学や芸術の未来が心配(-.-;)
しかし一方で、私のように二日連続で来ていて、役者の称号(屋号)を叫ぶ通がいて、驚きました。
第三部は五人男の滅亡で色彩とけれん(派手な仕掛け)に満ちていて素晴らしかったです。
昨日、今日、観て思ったのは、菊之介、松緑などのグループ(歌舞伎界には派閥がある)はこういうのが好きなのかもしれませんが、悪が活躍しつつ、最後は滅びていくというもので江戸文学に思いを馳せました。




