星祭の絆と青い瞳の秘密
みなさん、こんにちは!
遅くなってしまいました、すみません!
さて、星祭が大ピンチ!
今回はシャイなミナの頭脳派薬草魔法がキラリ!
悠真の雑魚っぷりも少しは成長したかな?
感想、評価、ブクマ、いつもめっちゃ励みになってます!
星祭の熱気、楽しんでってね~!
噴水広場の中央で、リリスがくるりと振り返る。
ゴスロリメイド服のフリルがふわっと揺れ、星形のヘアピンがキラリと光る。
ミミちゃんのギョロッとした目が、まるで獲物を狙うように俺を捉える。
「ふふ~、悠真君、ミミちゃんと一緒に遊ぶ~?」
リリスの声は無邪気だが、噴水の水面が黒く波打ち、中心に浮かぶ小さな光の欠片――明らかにヤバい魔道具らしきものがチラリと見えた。
「リリス、それ何!?
触るなよ、絶対マズいって!」
俺が叫ぶと、胸の奥で熱い脈動が走る。
――おい、雑魚! あの光、ただの魔道具じゃねえ。
魔王の欠片の気配だ。止めねえと学園がヤバいぞ!
アルディオンの渋い声が頭に響く。
焦りが滲んでる。
(魔王の欠片!?
リリスに渡したら…洒落にならねえ!)
リリスがスキップで噴水に近づき、ミミちゃんを掲げる。
ミミちゃんの目がギョロッと赤く光り、黒い糸が光の欠片に伸びる。
「これ、ミミちゃんの大好物~!
いただき~!」
「やめろ、リリス!」
俺はアルディオンの力を呼び、指先に星のような光を灯す。
光の糸を放ち、ミミちゃんの黒い糸を絡め取ろうとするが、リリスの動きが速すぎる!
ミミちゃんがギョロッと睨み、黒い糸が俺の光を弾き返す。
「おい、雑魚! そんなヘボい力じゃダメだ! 気合い入れろ!」
アルディオンの声にムカつきつつ、俺は「やってるよ!」と歯を食いしばる。
その時、背後から柔らかくも凛とした声が響いた。
「あの、よかったら…私が解析して、動きを封じます!」
振り返ると、ミナが立っていた。
明るい栗色のセミロングが揺れ、青い瞳がキラキラと決意に輝く。
星型のヘアピンが光り、淡い青のローブに小さな杖を握る。
魔法の教科書を片手に、彼女の指がページを素早くめくる。
「ミナ!? 危ねえから下がってろ!」
「う、ううん! 悠真君を…助けたいから!
あの光の波動、解析できる…はず!」
ミナはカバンから薬草の束を取り出し、杖を振る。
青い光が薬草に宿り、彼女が教科書から呪文を唱えると薬草が空中でキラキラと分解し、緑の粉末が魔法陣の形に広がる。
「薬草のエキスで…魔力の波動を中和! これなら…!」
ミナの杖が光り、魔法陣がリリスの黒い糸に絡みつく。
粉末が糸の動きを鈍らせ、ミミちゃんの目が一瞬チカチカと混乱する。
「ふふ~、何これ~? ミミちゃん、くすぐったい~!」
リリスが笑う。
「今です、悠真君!」
俺はアルディオンの力を全開に。
光の糸が光の欠片に巻きつき、ミミちゃんの黒い糸を押し返す!
「ナイス、ミナ! めっちゃ頭いいぞ!」
「う、うん…」
ミナの頬がポッと赤くなる。
だが、リリスが
「ふふ~、ミミちゃん、負けないよ~!」
とミミちゃんを振り回すと、噴水がゴゴゴと揺れ、地面がバキバキと崩れる。
「うわっ、なんだ!?」
「悠真君、危ない!」
ミナが俺を庇うように飛び出し、瓦礫がドドッと落ちる。
光の欠片は瓦礫の下に埋もれてしまうのを見たリリスが
「う~、ミミちゃん、次は絶対ゲットするから~!」
と悔しそうにフリルを翻して逃げていく。
瓦礫の隙間に閉じ込められた俺とミナ。
薄暗い空間で、ミナの青い瞳が不安そうに揺れる。
星型のヘアピンが微かに光り、栗色の髪からハーブの香りが漂う。
「ミナ、無事か!? ケガしてない?」
「あの、よかった…悠真君、大丈夫で…」
ミナがホッと息を吐き、華奢な肩が震える。
「ミナ、さっきの魔法、めっちゃスゲかったぞ!
あの魔法陣、どうやったんだ?」
ミナが照れ笑い。
「う、うん…薬草のエキスと魔法陣の波動を同期させて…リリスの魔力を一時的に乱したの。
教科書に載ってた理論を…応用しただけで…」
「お前、頭良すぎだろ! 雑魚の俺には絶対ムリだ!」
俺が笑うと、ミナがクスクスと笑い、「悠真君、昔から…そういう風に人を褒めるよね」と呟く。
「え? 昔? 何だよ、それ?」
「あ、ううん! なんでもないの! あの、よかったら…ここ、早く出よう?」
ミナが慌てて誤魔化し、頬を赤らめる。
狭い瓦礫の隙間、肩が触れ合う距離。ミナのハーブの香りが近くて、なんかドキッとする。
(って、こんな時に何考えてんだ、俺! 雑魚すぎる!)
――おい、雑魚! ロマンスってる場合じゃねえ! あの欠片、リリスがまた狙ってくるぞ!
アルディオンの毒舌が響き、半透明の聖騎士がニヤリと浮かぶ。
「うるせえ、読むなよ!」
俺が心の中でツッコむと、ミナが「え、なに?」とキョトン。
「いや、なんでもねえ! ミナ、お前の魔法、ほんと助かったよ。頭いいってか、めっちゃ頼りになる!」
「…悠真君にそう言われると…あの、…嬉しい、かな」
ミナの青い瞳が柔らかく揺れる。
ミナがカバンから小さな薬草を取り出す。
「これ…落ち着く効果のハーブ。少し楽になるよ…」
と差し出してくれる。
指が触れ、ミナが「ひゃっ」と小さく声を上げる。
「ご、ごめん! 大丈夫?」
「う、うん…悠真君とこうやって…ちょっと、ドキドキ…するね」
ミナの控えめな笑顔に、俺の胸もドキドキ。
(雑魚の俺がこんな展開、アルディオンにバカにされる!)
「ふん、雑魚が女の子にドキドキとか、1000年早えぞ!」
「うるせえ!」
遠くからエルナの声が響く。
「悠真ー! ミナー! どこー!?」
「エルナ! ここだ!」
俺が叫ぶと、瓦礫の外でドタバタと足音。
ミナが「助けが…よかった…」と微笑むが、青い瞳に一瞬、複雑な影が差す。
(エルナちゃん…やっぱり、悠真君のそばには…)
ミナが星型のヘアピンをそっと握り、唇を噛む。
瓦礫が取り除かれ、俺とミナが外に出る。
エルナが抱きついてきた。
「悠真! 無事でよかった!」
「ふふ~、ミミちゃん、ちょっと失敗しちゃった~!」
人ごとみたいにリリスが笑い、ミミちゃんの目がギョロッと睨む。
「リリス、お前、絶対また何か企んでるだろ!」
「バレちゃった~?」
とリリスがスキップで逃げる。
ミナが静かに微笑むが、彼女の青い瞳には、温かみとは違う、ほのかに冷たい光が宿る。
「ミナ? なんか…大丈夫か?」
「あの、よかったら…ううん、なんでもないよ」
ミナの笑顔は優しいが、星型のヘアピンが一瞬、黒く揺らめいた気がした。
――おい、雑魚。
あの青目娘、ヤバいぞ。
聖騎士の勘がビビッときた。
アルディオンの警告に
「まさか…ミナが?」
とつぶやき、彼女の華奢な背中を見つめる。
星祭のキラキラした光の下、ミナの青い瞳に潜む影が、俺の胸に小さな不安を刻んだ。
ep.10「星祭の絆と青い瞳の秘密」、読んでくれてありがと〜!
どうだったかな?
悠真とミナの瓦礫ドキドキ、ニヤニヤした?(笑)
でも、ミナの青い瞳の影…次回、星祭がもっとカオスに!? 応援よろしくです!
感想や誤字報告、超嬉しい!
星祭の夜にまた会いましょう!




