風と共に
遊牧民からの手紙が欲しかった
白い舟をポストとして
壊れた舟の修理をしながら
浮力を創るように、沈まぬように
自分の感じる今の扉から
世界がひろがっている草原の海へと
風が何処かへわたしを連れてゆく
さあ どう生きて どう 感じてゆくの
もう、あなた次第なんだと
遊牧民からの手紙が欲しかった
あなたからの返事を待っていた日々は扉
壊れた舟の修理をして
浮力を創る為に、溺れぬように
舟には花の絵とあなたの名前を書いて〇〇号とする
何処までゆけと願いを込めて
舟にはあの頃にみた夢だけを乗せて