最後...
南北戦争に勝利してから幾年が経った。
私は皇太子である息子に帝位に就かせて退位した。そして、私と妻は余生をのんびりと過ごす事にした。「旦那様、お食事の用意が出来ました」とメイドが言った。
「うむ、ありがとう」私は感謝の言葉を述べた。
「はい、どういたしまして!」と彼女は笑顔で答えた。
それからしばらくして……。
ベットに、三人の老人が立っていた。
「・・・やっと来られましたか...父上...」
「息子よ、よくやったな」
「..私は地獄行きですね。多くの者を殺しました...」
私はそう呟くと三人は顔を見合せ首を横に振った。
「息子よ、死ねば皆逝くところは同じだ。皆お主を待ってるぞ」
父はそう言うと頭を撫でてくれた。凄く懐かしく思え、涙が出てきた。
「父..上...私は...」
「さて、もう時間が無いな...。後は向こうで話そうか。マクシミリアン、娘のことも聞かせて貰うぞ!」
「そうだな、皇帝の時のことを聞かなくてはな!」
義父(レオポルド1世)はシャルロッテとのことを言うと笑っていた。元就を仇の様に思っていた父は皇帝の話を聞きたいと言い、将軍は同じ様に笑っていた。
「はい!では、皆で語り合いましょう!!」
私は涙を腕で拭って三人と共に皆が待っている所まで逝くのだった..。
「...父上(レオポルド1世)?」
シャルロッテはメイドからマクシミリアンがワインとグラスを四つ準備してくれと言われたと聞いて不思議に思い義久のいる部屋にやって来たのだが、部家の前の廊下を父であるレオポルド1世が通った気がしたのだった。
「あなた、グラスを四つとはどなたかいらっしゃったのですか?」
秋は部屋の戸を開け中に入ったが返事はなく、中にはマクシミリアン一人だった。マクシミリアンの前に置かれた三つの盃に酒が入れてあり、マクシミリアンの持っているグラスは空だった。
「あなた?」
シャルロッテは返事の無いマクシミリアンに近付いて、涙が溢れていた。
「そう..ですか...父上(レオポルド1世)が迎えに来られたのですね....」
シャルロッテは涙を零しながらマクシミリアンを抱き寄せ、静かに泣き出した。
マクシミリアンは亡くなっており、その顔は満足そうに満ち足りた顔していたのだった。
マクシミリアーノ一世、ここに生涯を閉じるのだった....。




