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逆行歴史転生  作者: 赤部次郎
マクシミリアン
4/8

南北戦争

それから5年の月日が流れた。

「皇帝陛下、お待ちしておりました」

「うむ、出迎えご苦労。それで、どうなったか教えてほしい」

私は将軍に政策はどうなったか聞いた。「はい。陛下が進めたメキシコにおける産業促進、米墨戦争賠償拒否及び、各国との同盟締結によりアメリカは孤立しました」

「うむ。それで?」

「アメリカは我が国との貿易を制限し、また我が国に移民規制を課してきました。そして、アメリカの対メキシコ政策は強硬になりました」

「ふむ。だがそれは想定済みだ。問題は……」

私は将軍に大統領について聞いた。事実通りクーデターを起こそうとしているらしい。

「大統領がクーデターを画策している。それは事実だな?」

「はい。既に大統領に賛同する勢力は、大統領支持派、中立派、不支持派に別れております。また、大統領支持者も3つに分かれております」

私は史実のメキシコとの違いを実感した。史実では大統領がクーデターを起こしているが、この世界では大統領の派閥内での争いが起きているのだ。

そして大統領は私との戦争を選んだようだ。

「将軍、軍は動かせるか?」

「はい、既に準備は整っております」

「うむ。ならば、余からの命令である!」私は将軍にメキシコ軍全軍の指揮権を委譲した。

「皇帝陛下! それは……」将軍は私に反論しようとしたが、私はそれを遮った。

「これは命令である!」私は強い口調で言った。将軍はそれ以上何も言わなかった。

そして翌日、メキシコシティで大統領と大統領支持派がクーデターを起こしたと報告を受けた。

「将軍、よくやってくれた」

「いえ、私はただ命令に従ったまでです」

「それでも余は感謝している」

「はい……」

そして私はメキシコシティに進軍した。

メキシコシティに到着した私は、まず大統領と大統領支持派を拘束した。そして大統領と大統領支持者は処刑し、メキシコは私が支配する国となった。

「将軍よ、よくやった」

「はい」

「それで将軍よ、これからどうする?」

「はい、まずは国内を安定させる必要があります」

「うむ。だが余はメキシコが繁栄するまで死ぬつもりはないぞ?」

「はい、承知しております」

そして私は国内を安定させるために尽力した。

国内の治安は徐々に回復していった。だが、まだ完全ではない。

「将軍よ、メキシコはいつ頃安定する?」と私は将軍に尋ねた。「はい、あと2年もあれば完全に安定すると思われます」

将軍はそう答えた。

私は2年間、メキシコを統治した。そして、その間、アメリカがメキシコに攻めてくることはなかった。

そして、1861年。アメリカ北部のサムター要塞が南軍に砲撃されたことによって南北戦争が勃発した。

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