エピローグ、そして次回予告
今回のお話のその後について。
その後、無事煙導を消滅させ、眠った御花を病院に送り届けた。
次の週にはいつものように元気な姿で登校し、沈みつつあった教室の雰囲気を明るくしていた。
「おはよっ。園崎君」
「ああ、おはよう御花。身体はもう大丈夫か?」
「うんっ。元気いっぱい! ご心配をおかけしました」
「お前が居ない間の教室は凄かったぞ。プロジェクターにカーテンが要らないくらいには」
「そんなに」
御花は、入院した覚えも、入院した経緯も覚えていないようだった。何なら、俺と御花が皆国神社に行った記憶もないようだった。
こうして、俺以外誰も知らない戦いが終わり、変わらない日々が続くのだった。
一つだけ。
変わったことを挙げるとすれば。
「園崎君。頼みがあるんだけどっ」
「いいぜ。何でも聞いてやるよ。ああでも、聖地巡礼は少し予定を合わさせてくれ」
「そういうのじゃなくて。ええっとね。調君って呼んでもいい?」
「唐突だな。まぁ全然いいぜ」
御花は腕で小さくアメリカ式のガッツポーズをして喜ぶ。
「やった! それでもう一つあって......」
「まだあるのか......」
御花は恥ずかしそうに自分の指と指を絡ませて少し目を背けてこう言った。
「私のこと、くらげって呼んでほしいの」
彼女と俺の距離感がグッと近づいたことだろうか。
野間野野々の尻拭いは、これにて終了。
そして、次回予告の時間である。
野間野野々が死亡した。
見るも無惨な姿で。
この物語は23:00に始まり、23:01に終わる物語だ。
しかし、23:00から23:01になるまでには約3時間の経過があった。
「野間野野々の死亡」 2/19 19:30 投稿予定。




