知らぬが仏
「なんでそんなもの持ってきたんだよ!」
賢治はそう咎めた。
「殺す殺す殺す殺す
」
「なんだよビビってんのかよ賢治こんなのただの人形じゃねーか」祐介がそう言い返す
二人は今千葉県にある心霊トンネル最寄りのコンビニで駄弁っていた。
「殺す殺す殺す殺す」
「それに急に走り出して車に逃げ帰ってダセーな笑」
「うるせーよ変な音がなったからしょうがねーだ
ろ」
「それに心スポにあったもの持ってくるとか頭おかしすぎだろ」
「殺す殺す殺す殺す」
「あっはっは本当にお前面白いなあの変な音俺が石をそのへんに投げた音だよ」
「なんだよ!ビビらせんなよ」
「面白かっただろ」
「いっぺんお前死ねよ笑それでお前その人形どうすんの?」
「そこらへんに捨てとくわ笑」
「殺す」