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シティーガールハンター2  作者: 椎家 友妻
第六話 最終決戦
33/37

3 戦闘開始!

 体勢低く綾芽の懐に飛び込み、左手の鞘から唸るような一閃を綾芽の首目がけて放った!

 「くぅっ⁉」

 この一撃には流石(さすが)の綾芽も虚を突かれたのか、地面に倒れこむようにギリギリでそれをかわす!

そしてそのまま潟奈ちゃんの足首目がけて暴憐(あばれん)(ぼう)を打ち込んだ!

が、潟奈ちゃんはそれをふわりと舞い上がってかわし、

瞬を両手で大きく振り上げ、着地と同時に綾芽の頭にためらいなく振り下ろす!

 綾芽は一瞬早く飛び起き、二回バク転をして潟奈ちゃんから距離を取った。

 「な、な、何あれ?二人とも人間?まるで格闘ゲームみたいな動きなんだけど・・・・・・」

 綾芽と潟奈ちゃんの戦いを見て、柊さんが目を丸くして呟く。

 「彼女、以前のようなためらいがなくなっているわね。

どうやら本当に、真の殺し屋として覚醒したようね?」

 と、園真会長は私を(にら)みながら言った。

そんな怖い目で私を見ないで。

私は本当に、何もしていないんです。

ただ彼女が勝手に立ち直って、勝手に覚醒しただけなんです・・・・・・。

 そんな中、二人の戦いは更に激しさを増していった。

潟奈ちゃんが息もつかず斬りかかり、綾芽はそれを紙一重でかわし、反撃を繰り出す。

お互い凄まじい攻撃を浴びせるが、いずれも決定的な一撃とはならない。

勝負はほんの一瞬で決まる。それほどに互いの実力が互角の戦いだった。

 「こ、この戦い、一体どうなっちゃうんですか?」

 柊さんが思わず呟いたが、それに答えられる人間はここには居なかった。

 と、次の瞬間、綾芽が潟奈ちゃんの額目がけて暴憐棒で突きを放った!

潟奈ちゃんはそれを見極め、その棒先をかわ――――――したかと思った刹那。

 ごつぅっ!

 その棒先が見事に潟奈ちゃんの額に命中した!

 「くっ⁉」

 完全にかわしたと思った潟奈ちゃんは、額を押さえて二、三歩後ずさった。

それを見た綾芽はしたり顔で暴憐棒の棒先を縮めた(・・・)。

そうか、暴憐棒は手元のボタンで一メートルから三メートルくらいまで長さを調整できる。

突きを放った瞬間、棒を伸ばして潟奈ちゃんの間合いを狂わせたんだ。

 「小賢(こざか)しいですね。そんな小細工じゃあ、私は倒せませんよ!」

 潟奈ちゃんは吠えるように叫び、再び綾芽に斬りかかった!

その速さたるや凄まじく、今度こそ綾芽の首を斬りつけたかに見えた!

が、その瞬間綾芽は両手で暴憐棒の真ん中を持ち、そこを軸に扇風機の様に回転させた!



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