後半
さて、前半部分を読まれた方がいらっしゃいましたら、疑問に感じられた事があるかと思います。
そう、わたしは本来、誤字も脱字も気にならない人間なのです。
なのになぜ誤字報告をしているのか?
まず第一の理由としては、わたしの感想が異様に長いためです。
なので、連載小説を読んでいるとき、わたしはできるだけ感想を送りません。
(たまに猫やヤンデレにとち狂っておかしな感想を送ってはおりますが。あ、あとゾンビ)
以前、LINEのスタンプのように、挨拶とかなしでワンフレーズだけ簡単に送れるようなシステムがあればいいのに、と思った事があります。
でも冷静に考えると、そういうのが実装されたとしたらサーバーへの負担が半端ないんじゃないかと思うんですよね。
つまり、今のまま、たまに感想を送るくらいが丁度いい…という結論にたどり着いておりました。
でもある日、ある作家様のコメントで気がつきました。誤字報告は、「ちゃんと読んでるよ」という合図にもなるのだと。
それは天啓でございました。
そして誤字報告は、わたしにとって作家様に感想がわりに想いを届けるツールとなった訳です。
続いて第二の理由ですが、まあなんというか…、少しでも作者様のお力になれれば、といったところでしょうか。
どの作品も、等しく書籍化のチャンスはあると思います。
でもそこで立ちはだかる?のが誤字脱字、用法の誤り。
それらがある事を忌避する読者もいると聞いた事があります。
ならば、と、いつか本当に書籍化した際の役にも立つだろうから、とお知らせをしている。
そんな感じです。ま、これはほんのちょっぴりなんですが。
ですが。
わたしは言葉や文法に関して専門家などではなく、勉強をしたという事もありません。
そんな人間が誤字報告とかしてもいいんだろうか?
常々、そう思っていました。
「この言葉はわたしが報告した以外の表現もあるのに。」
「わたしがこのお知らせをしてしまった事で、作者様が本来使うだろう言葉を選べなくしてしまっていないだろうか。」
そんな事を考えながら、日々なんとなく報告をしていたのです。
そして、そんな中で前半でお詫びしたようなやらかしをしてしまいました。
それでこのエッセイを書こうと決意したわけですが…。
なぜなのでしょう。
書き始めた途端に、次々とやらかすのは。
まるでここで書けと言わんばかりの内容の失敗をしでかしてしまうのです。
これは運命なのでしょうか。
だとしたら、ぜひわたし以外のところでやってはくれないだろうか。切実にそう思います。
なろうの神様、わたくし、こんな「どうしてこうなった」的な運命は嫌でございます…。
正直、まだちょっと涙目ではありますが、書かせていただきます。
先日、ある誤字報告をさせていただきました。
それは、普段わたしができるだけ報告しないようにしているタイプのもので、使い方が誤っている、と思われるものでした。たまたま辞書を見たさいに気がついたもので、わたし自身それが誤りだと思っていなかったため、非常に驚きました。
そこでお知らせをさせていただいたわけですが…。
送ったあともずっと引っかかっていたわたしは、書店で辞書のコーナーに向かいました。
我が家の辞書はかなり昔に買ったものなので、言葉が古くなっているのでは、と思ったのです。
そしたら案の定。
いくつかの辞書で、どちらでも構わない、的な説明になっているのです。
しかし、わたしが使っている辞書の最新版ではやはり分けて説明している。
結論として、作品のシーンではどちらでもいい状況だったわけですが、わたしは必要のない誤字報告をしてしまったわけです。
そしてさらに。
送り仮名の問題もあります。
変換機能ソフトでは複数の送り仮名が出てくるのに、辞書では1つ。
わたしは変換機能ソフトで出てくるうちの1つを覚えていましたが、まさか他にもあるとは知らず、辞書とも違っていたため、これも間違い。
作者様に大変な失礼をしてしまったわけです。
正直、本業でない人間が手を出すものではないな、と思いました。
当初、この話を書こうと思ったときに考えていたのは、わたしの送った誤字報告など削除していただいて、作者様の書きたい文章を書いてほしい、という事でした。
その作者様の選んだ言葉を読みたいのだ、と。
誤字報告は、ここ誤りがあったりしませんか、ぐらいの感じで使ってもらえませんか、と。
なのにどうしてこうなった…!
自分でもよく分からない展開に、本当にライフが尽きてまいりました。
昨日と今日の話なのですよ、この後半部分。
前半を書いた後に起きた出来事なのです。めっちゃ急遽の予定変更…。
これで心が折れないあたしって結構凄い。マジそう思います。
きっとこれはなろう神様がわたしに書けと仰っているのだ。
みんなに、誤字報告のさいは気をつけろ、と。
わたしを通してそう伝えようとなさっているのだ…!
立ち上がれ、わたし…!
みんな、誤字報告で作者様のお手をわずらわせちゃ駄目だ。
誤字脱字のチェックなんて、読者がすればいい、わたしはそう思う。
そこに作者様が手をかけずに済む分、読者は早く作品を読ませてもらえるのだから。
だがあまりにバカな誤字報告は…がはあっ!!!
ライフが残り1となりました。
これ以上おかしな事を言い出さないうちに、多大なるご迷惑をおかけした作家様方に心から謝罪をしつつ、締めさせていただければと思います。
本当に、本当に申し訳ございませんでした…。
こんな人間ですが、普通に生きておりますし、知識が足りないからと文章を書くことも感想を書く事もきっとやめないと思います。ただ正直、皆さんすごく真面目で、悩んでいる方が多くて、自分がちょっと恥ずかしくなります。でも平気。雑草だから。
あ、でも誤字報告は最初に考えていたとおり、誤字脱字だけ、それをちゃんと辞書で確認したうえで、にしたいと思います。雑草、反省…。