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雨の魔法使い  作者: あめふらし
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プロローグ 

前の作品に行き詰ったので初投稿です。

 はっきり言おう僕は転生した。

 それも地球ではない異世界だ。

 元々高校生十八歳オスだった僕は、雨の日にコンビニに出かけた。

 出かけたのはいいが、近道をしようと空き地を通り抜けようとした。

 その時、轟音と共に僕の目の前は真っ白になった。たぶん今思えば雷が僕に直撃したのだと思う。

 周りに避雷針になるものがなく直撃を受けただろう僕は、呆気なく死んだのだろう。

 そして気がついたら、僕は赤ん坊になっていた。

 僕が異世界に新たに生まれた日は雨で、窓からザーザーと雨が降る音をBGMに僕は転生した。

 最初は驚きと混乱の連続だった。

 体が上手く動かないこと然り、後で母親だと分かった人物が巨人に見えたこと然り、言葉が通じないこと然り。

 だが、一年もすれば赤ん坊生活も慣れたもので、自分が置かれた環境や言葉を理解していた。

 新たに名付けられた僕の名はアリア・リキュール。リキュール侯爵家の末っ子らしい。

 金髪碧眼で性別は男。

 母親曰く、母親似らしい。

 母親も金髪碧眼で、遺伝というものを思い知らされた。

 そしてここが異世界だと分かった理由だが、母親が魔法を使って僕をあやしていたからだ。

 母親は指先から水球を作るとそれを僕の前でねこじゃらしのように動かした。

 僕は猫ではないのだが、宙を行ったり来たりする水球に心を奪われた。

 魔法というお釈迦話がこの世界では実現する。

 僕は将来は魔法使いになるとこの時、漠然とだが思ったのだった。


アリア「こんな名前ですが、性別はオスです」

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