9. 何気ない会話。
な、七十八日ぶりの更新……!
うぅ、皆さん未熟者の作者で本当に申し訳ありませんっ!
〜死神視点〜
手帳を軽くパラパラとめくる。
それだけでも目を見張る人数がそこには示されていた。
ボクは苦い気分でちょっとだけ息を吐きだした。
今日もボクはマジメに仕事をしてますです、ハイ。
『死神、キミは確かに今真面目に仕事をしてるよ。でも、キッカケは秋紀さんに家を追い出されたからじゃなかったかな?』
頭に苦笑したような声が流れる。
「神サマー、それチガーウ。追い出されたんじゃなくて、自分から出てキターノ。ボクなんにも悪いことしてナーイ」
『なんでいきなりカタコトになってるのさ』
「人形のマネ?」
弁明するためにちょっと工夫したけど相も変わらずつれない神様。
『似てないよ。それに悪いことしてないって? 仕事を危うくサボりかけたキミが何いってるの。秋紀さんにさんざん叱られて逃げてきたんでしょう?』
「ちぇっ、見てたの。人が悪いね神様も」
『僕は神だよ。それに僕はウソが付けないから』
……まぁ、言葉の綾なんだけど。
「知ってますよーだ。 で? 次はどこだって?」
『そうだったね。次はそう遠くはないよ、せいぜい100きろ…』
「普通に遠いよ。知ってる? 日本列島って全長2800kmくらいなんだよ?」
『知ってるよ、僕が作ったんだから』
今度はボクが苦笑する番だった。
「もう、混ぜっ返さないでよ。ていうか何で?そこらへんの担当は?」
ちょっとだけ口ごもる神様。
『………死んじゃったよ』
「引き継ぎもナシに?」
『うん』
「止めてよ!」
『そんなこと言ったって……』
ボクはため息をついて言葉を返す。
そうしているうちに目的地が近付いてきた。
「どーせ黙って死んじゃったんだろ。まったくもう何考えてんのさ。神様も気づいてよね!」
そういったけど、神様からは沈黙しか返ってこなかった。
「かーみさまぁ?」
『……死神』
「何さ?」
『僕もそろそろ死ぬべきかな…?』
「は?なに言ってんの神様」
『だって創世の頃から居るのってもう僕たちだけじゃない。そろそろ潮時なのかなって』
「神様のバカ!意気地なし!そんなコトしたらボクひとりになっちゃうじゃない!!!」
『……何そのセリフ?』
「ヨーコがやってたギャルゲーより引用」
『……それはキミもやってるのかい?』
「悪い?」
『……あははっ。いや、いいんじゃない? キミらしいよ』
「それ誉めてる?」
『うん。楽しく生きてるってことじゃない。キミも、ヨーコさんも。』
「むぅ、そっかな」
『ヨーコさんかぁ、実は僕会ったことないんだよね。今度遊びに行く時に会えればいいなぁ』
「また来るの?」
『そのつもりだよ』
「そっか。次はお土産期待。と。あ、もう着くみたい。じゃ、この辺で」
『うん』
さぁてと、これから死ぬ人はどんな人かなっと。
これから死ぬ人には悪いけどボクはもうしばらく死なないよ。
もっと生きてるのをエンジョイしたいもの。
そう思えるようになったのは、ダレのおかげ?
《おかげ》っていうかダレの《せい》?
結論:あっくんのせい
これしか原因が思いつかない。恨んでやろうかな、でも軽くでも恨むと無意識に祟っちゃうんだよな。
ま。いっか。
明日どついとこ。
ボクはまだまだこの世で遊ぶ。
だってここは楽しいくて愛おしいことがいっぱいあるんだもの。
娯楽も仕事もかかわり合いも辛い時だってあるけど、今は楽しくて仕方がない。
ゲームもマンガも、そして人も。
絶対にはなしてなんてやるもんか。
あっかんべー!
って報告書に書いちゃおっと。
くひひひひひっ!
前回の更新がいつだったっけ?
え?春休み終わり直前?
HAHAHA冗談じゃねーぜジョニー。
更新が遅いにもほどがあるってんだ。なぁマーク? もう夏休み近くだぜ。
ホントウニダメダコノサクシャorz
スランプとは恐ろしいものです……ッ!
呆れないで見て下さっている皆さま、更新が遅くてごめんなさい。
そして、本当にありがとうございます。