怪盗?ボーイズ見参?
「まて、このクソボケがぁ!」
警察らしからぬ言葉を吐くこの間怪盗ガールズを追いかけていた刑事。
「おわぁ!」
追いかけられている怪盗は、一生懸命に手錠の嵐をよけている。
「ゼェハァ。だれが、ハァ待つかよ、ハァおれたちゃ怪盗だぞゼェ。」
息切れしながら言い返す怪盗。
「知るか!んなこたぁどうでもいいんだよ!」
刑事がスピードを上げようとしたが階段なのでむやみに上げられない。
「走れ!ほくろ!言い返さんで良いから!お前が一番体力無いくせに!」
「ほんまや。誰が警察の前出てってん!」
「俺らの反対押し切って!あげくのはてこれかよ!!」
怪盗は三人組なのだが、ほくろと呼ばれた奴だけ他の二人にとてつもなく遅れている上に、二人に責められている。それというのもついさっき何かやらかしたらしい。(あとの二人にとてつもなく不都合なこと)
「ほんまに~。今回は捕まっても助けたらんからな!」
「屋上まで全速力ではしれ!クソボケ!」
「ゼェハァ、ボケクソ・・・いうな・・・や・・・・ぼけ?・・・・・」
最終的には疑問形になってしまった。ほんとにダメダメなやつだ。
「屋上や!」
階段の先にある扉を押し開けた。そして屋上の端に立つとこういった。
「残念だったな警察諸君。」
「また会える日を楽しみ・・・・・
言おうとした奴は、ほくろと呼ばれている奴をちらりと見て言った
にはしたくないものだ。」
「石山さん!」
「まて。こっちは楽しみにしておくよ」
刑事が言い返す。
「次は、ゼェ、おどろく、ハァ、ような、ゼェ、トリック、ハァ、で、ゼェ、盗んで、ハァ、やる・・」
ほくろは大分バテている。
「ではさらばだ!」
そういうと三人のうち二人がほくろの手をつかんで、飛んで行った。
「ほくろって馬鹿だよな・・・・・」
刑事はポツリとつぶやいた。
第三話です!いかがでしたか?
ほくろは体力ないですねー。(笑)
次話はボーイズのメンバー紹介です。