姫と共に城へ
「そうですか、それは困りましたね。」
事情を聞いたミリアがうなずく。
「本物の兵隊ならば、きっと城にいると思います。」
と言って、歩き出すミリア。
「どこに行くの?この時間じゃ城には入れないよ?」
時刻は七時を当に過ぎている。
「城です。私といれば簡単に入れますよ。」
そういうと、また歩き出す。美希達は従うしかなかった。
城門は音声認識になっていた。
「ミリアですわ。ただいま戻りました。」
ガション
機械的な音がして、ギギィと門が開く。
「この音声認識装置は、録音した声には反応しませんが、城のメインコンピュータをハッキングしてしまえばそれで終わりですわ。」
「その言い方・・」
「はい、一度してみましたわ」
楽しそうに笑いながら、言うミリア。ひめにあるまじき台詞だ。
「でも、この次はメインコンピュータがやられた程度では、突破できませんわ。」
次は城の入り口。
「ここは、私のコンピュータで管理しておりますから、私に言って登録した人じゃないとは入れません」
そういい、カードを取り出す。
「まぁ、セキュリティはこれだけではありませんので」
ミリアは、美香たちに向き直る。
「私が出たことが、事の発端とはいえ申し訳ございません。城の者を代表して謝罪します」
ぺこりと頭を下げる。
亜矢サイド。
「いーやー。」
「姫様!。」
「ちがう!てか、嫌なモンは嫌じゃあ!」
「今回は大事な話なのです!」
「あたしは姫様じゃないからイヤー!」
「もう!わがまま言って!」
「わがままじゃない!純粋にあたしは姫じゃない!」
「それはもう聞き飽きましたよ!」
「だーかーらー!」
プププププププププ
「失礼」
大臣っぽい人が通信機らしきものを取り出す。(言い忘れてたが、大臣っぽい人は女だ)
「・・・・・・が・・・セキュリティを・・・・・・・・・、・・・メインコンピュータは無事、音声認識も・・・・・・・、姫様・・・・・・・・・・・・・・。」
「なに!」
「それで・・・」
「うん、あぁ、あん?あぁ、うん、ううん。了解。すぐいくわ。」
「どしたの?」
「侵入者が、姫様と同じぐらいの女が五人ほど。」
「美希達だ!」
よっしゃ!よっしゃ!
「美希?誰ですかそれ。
「誰でもいいでしょ。さっさと行きなさいよ。」
「はは、でわこれで。」
大臣っぽい人はそそくさと言ってしまった。
「そういや、助けてくんなかったな。おこってやる!」




