召集とミルア
「ただいまー。」
「ふぉふぁふぇふぃ」(おかえり)
「あ、それ今食べてるんだ。」
「ふん」(うん)
「ところで亜矢、緊急召集ってなんだよ。」
「ん?あぁ明日から行くミルアのことなんだけど。ていうか、足を机に乗せんな。」
「確かになんか言ってたな。」
幸太が言った。
「そ、用意はいーい?」
「だいじょうぶだ。」
「大丈夫に決まってるやん。」
「私も、」
「うちも、」
「美保も、」
「美香も、」
「じゃあ、いくよ。」
『打倒!ミルア!』
「つっても、行くのは明日から。明日、午前八時空港ね。」(てか、打倒!はおかしいやろ。)
『午前はちじぃ!?』
叫んだのは男子の二人だ。
「そんなはやいの!?」
「そうじゃないと、向こうで倒れるよ?」
「え、そうなの?」
「呼びに行ってあげるから。」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」
二人ともそれだけはやめてくれという顔でくびを横に振る。
「なによ。」
「とりあえず明日ナ!」
逃げるように去っていった。(逃げて行った)
翌日、午前八時。
「もー、おっそいなー。」
「ほんま、なにやっとんねん。あの馬鹿達は。」
美香と、亜矢は、男子を罵倒していた。
ちなみに、亜矢達は午前七時半に来ている。遅いと思うのも当然だ。
「おー。全員そろっとんな。」
翔太。
『当たり前じゃ(やろ)!』
「んで?何時飛行機くんの?」
「もうすぐだから、」(変装しといて。)
亜矢が、パスポートを渡しながら言う。
(あれ?ウチらは、変装せんでいいの?)
「うん。保護者は二人でじゅーぶん。」
《俺たち?!》
(当たり前でしょ。)
[八時二十分発、ミルア行きにお乗りの方はー]
「あ、いくよ。」
「うん。」
「へーい」
ヒューン
『来たぜ、ミルア!』
「うっさい」
ドゴッ
『ぐはっ』
「ったく、何しに来てると思ってんの?」
(か、怪盗の仕事で、来てます)
「よしっ。」
「とりあえず、ホテル行かない?」
「あ、そうだね。えっと、地図地図っと。」
歩くこと、10分後
「ついた、ここだ。」
「え、ここ?」
目の前にあるのは、とてつもなく怪しげな建物。
「とりあえず、中入ろ。」
「う、うん。」
中に入った。
「・・・・・・・・・。」
亜矢たちは、拍子抜けしてしまった。
「すっげ。」
「きれー。」
「表とふいんき違いすぎない?」
「いらっしゃいませ。」
『!!』
「今日はどのようなご用件でしょうか?」
「あ、予約していた、東坂です。」
「お待ちしておりました。お部屋はこちらでございます。」
亜矢は心の中で、ホテルAと名づけた。
スタスタスタ
(ほんと、びっくりしたよね。)
(心臓にわるいわ。)
(でも、綺麗だから一安心ね)
「ここでございます。201号室と、202号室をおつかいください。」
ホテルAが、鍵を差し出してきた。
「ありがとうございます。」
ほてるAは、そのままロビーへ、もどっていった。
「翔太たちは、202ね。」
翔太に鍵を投げた。
「んで、あたし達が、201と。」
ドアを開ける。
「うっわ。」




