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【完結保証】ボケルト異世界狂想曲〜手違いで死んだ俺は生き返るためにツッコミを入れる〜  作者: 仮面大将G
第四楽章 王都オオボケのコーダ

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第106話 うどん選び

 高橋を先頭に、俺はうどん屋を目指して歩い


「着きましたよ玄司様。ここです」


「早いわ! まだナレーション中だっただろ! 遮んなよ!」


「いやでも玄司様、着いたんですもん」


「着いたのはいいけどこの作品俺の一人称だからさ!? 勝手にお前主導で話進めないでもらえる!?」


「まあいいじゃないですかそんなこと。なんなら私の一人称に変えてもいいですよ?」


「お前の一人称なんか作品として成立しねえだろ! 俺が作品とか言っちゃいけねえんだけどさ!」


「失礼ですね玄司様。私だってちゃんとやれますよ。なんなら1回交代してみますか?」


「え、大丈夫か本当に? お前の一人称で話進められる!?」


「大丈夫ですよ。見ててください。いきますよ」


 I walked to the udon shop with Genji. We finally arrived there ,but then, Genji suddenly screamed.


「I want to go to the Italian cafe next to the udon shop! I want to drink some coffee!」


 Then, I decided to go to a nearby bar because I didn’t want to drink coffee.


「うんなんで英語なんだよ! 内容もクソしょうもねえな!」


「え、だって言ったじゃないですか玄司様。私は英検4級ですよ」


「だったら何なんだよ! 英語で話進めんなよ! コンテストとか出せなくなるだろ!」


「大丈夫ですよ玄司様。基本的に日本語で書いてあって、部分的に他言語が使われている分には問題無いらしいです」


「だとしてもギリギリじゃねえ!? 今回一部英語で本文書いてあることになるぞ!?」


「まあまあ、それはいいじゃないですか。続けますね」


「続けんなバカ! あとお前内容! なんで俺急に隣のイタリアンカフェ行きたがってんだよ! お前はお前で近くのバー行こうとしてるし!」


「だって私はあまりコーヒーの気分じゃなかったんですよ」


「知らねえよ! じゃあうどん屋行けよ! 本筋からズレすぎなんだよ!」


「ええ? 仕方ありませんね。じゃあうどん屋でカクテルを注文しましょう」


「うどん注文しろよ! 別に今回の目的うどん屋に行くことじゃねえんだわ! うどんをシキサイのところに持っていくことだろ!? 極端な話バーでうどんテイクアウトできるならそれでもいいんだよ!」


「分かりました。ではバーに行きましょう」


「あんまり分かってねえじゃねえか! 極端な例えで言っただけで、本当にバーにうどんはねえだろ!」


「ほうとうならありますよ」


「なんであるんだよ! もうバー名乗んな!」


 全く……。高橋がメインで進めるとここまで脱線すんのか。本当に主人公が俺で良かったわ。高橋だったらもうただ好き勝手やってるだけになってただろ。


 いやもうそれはいいや。とにかく俺たちはうどんをテイクアウトしなきゃいけねえんだから、さっさとうどん屋に入ろう。


「よし高橋、うどん屋行くぞ」


「分かりました。しかし玄司様、シキサイは何うどんが好きなんですかね? 今結構うどんって種類ありますよ?」


「確かに……。そこ聞いてなかったな。まあでも聞いても教えてもらえそうにねえし、そこは俺らで予想するしかねえんじゃねえの?」


「それはかなり無謀だと思いますよ。シキサイの性格や見た目から、好きなうどんを分析しましょう」


 そんなことできんのか……? 別に性格や見た目はそこまで大きく食の好みに影響しないと思うんだが。俺だってピアニスト目指してるけど、好きな食べものはカツ丼だし。


「では玄司様、まずはシキサイの見た目と性格を思い出してみましょう。確か白くパーマがかかったカツラを被っていましたよね」


「モーツァルトか! そんな作曲家みたいなカツラ被ってねえだろ! 被ってたのは緑のベレー帽だわ!」


「ああそうでしたっけ。あとなんか薔薇みたいなの咥えてましたよね」


「フラメンコダンサーか! そんなシャレたもん咥えてなかっただろ! パイプだパイプ!」


「そう言われればそんな気もしますね。そして性格は、真っ直ぐで情熱的。『俺バカだけど』が口癖でしたよね」


「少年漫画の主人公か! もっと気取っててプライド高そうだっただろ!」


「あれそんな感じでしたっけ。まあとりあえずこれで見た目と性格は思い出せましたね。ここから導き出されるシキサイの好きなうどんは、かけうどんです」


「絶対違うわ! そんな質素なうどん食わねえだろあいつ! もっとなんか、カルボナーラ風うどんとかそんなん食ってそうじゃねえか!」


「まあまあ、別に1回で当てろとは言われていないんです。違ったら私たちで食べちゃいましょうよ」


「お前もしかして自分が食いてえだけか!?」


 高橋はうどん屋に入り、かけうどんをテイクアウトしてきた。いやまじでこれ持って行くの? 絶対シキサイかけうどん好きじゃねえだろ……。


「さあ玄司様、行きましょう!」


「ええ……? まあでも、可能性はゼロじゃねえもんな。一応持って行くだけ持って行くか。こぼすなよ?」


「分かりました。移動手段はホッピングでいいですか?」


「こぼすなっつっただろ! 歩け!」


 かけうどんを持った高橋と一緒に、俺はシキサイがいた道の真ん中へ向かって歩き出した。

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