表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/22

ゴトウ夫婦から話

 ゴトウ夫婦は、旅人と村人たちの前で緊張した様子を見せながら説明を続けました。


「ノリはいつもおとなしくて、冗談を言っても笑ってくれる子だったんです。まさか、そんなに気にするとは思わなかったんです。」


旅人は冷静な表情でゴトウ夫婦を見つめ、続けて質問しました。


「具体的にどんな冗談を言ったのですか?そして、ノリが亡くなる前に何か変わった様子はありましたか?」


ゴトウ夫婦は顔を見合わせ、しばらく考え込んだ後、ゴトウ夫人が口を開きました。


「ノリが病気で苦しんでいるときに、『早く楽になればいいのに』とか、『あんたがいなくなったら村も少しは静かになるわ』なんて言ったことがありました。でも、本当に冗談だったんです…。」


ゴトウ夫は深く息をついて続けました。


「ノリの様子が急に悪化したのは、確かにその後でした。私たちはそれが原因だとは思ってもみなかったんです。」


村人たちはその話を聞いて顔を曇らせ、旅人はやや沈んだ表情でうなずきました。


「分かりました。ノリが亡くなったのは不幸な偶然かもしれませんが、このようなことが二度と起こらないよう、村全体で支え合うことが大切です。」


旅人の言葉に、村人たちは深くうなずき、ゴトウ夫婦も反省の色を見せました。村はこれから、より一層の協力と理解をもって、互いを支え合うことを誓いました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ