表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/29

(一)-2

 といっても、僕はこのとき、先輩のことは名前も知らなかったから、彼女の肩に手をかけて「あの」としか言えなかった。

 先輩は驚いた顔をして僕のことを見た。その表情はすぐに不審の表情に変わった。まあ、普通はそうなるよね。たぶんあの夜のことは覚えていないだろうし。

 だから、言った。

「あなた、この前、酔っ払って道端で寝ていましたよね」

 先輩は僕のことをジッと見ていた。その直後に近くを若い女子大生二人組が「愛莉咲、おはよう」と先輩に声をかけてきた。

「何かあったの?」

 二人組の片方がそう言って、僕の方をジロジロ見てきた。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ