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旅の終わりはきっとまほろばに似ている

作者:楓馬知
 広瀬渉瑠は高校二年生という身分でありながら、留年しているがゆえに車を運転できる特権を持っていた。渉瑠はそのおおよそ高校生が持ち得ない権利を使い、自らが運転する自動車、プリウスで日本全国を巡る旅をする日々を送っていた。

 しかし突然、ただ自分のためだけにしてきた旅が変わることになる。高校生一大イベントである夏休み。人生で幾度もない長期休暇のことである。

 夏休みをすべて旅に注ぎ込んで旅をしようと考えていた渉瑠のもとに、大きな旅支度を手に一人の女の子が現れる。それは年下である現在のクラスメイト、花守晴礼だった。
 晴礼は幼少時に父親と訪れた素晴らしい場所、〈まほろば〉を探す旅に出たい、だから一緒に旅に連れていってほしいと頼み込んでくる。しかし、肝心の過去に訪れた〈まほろば〉がどこの場所であるかわからないという。

 目的地も、いつ終わるのかもわからない旅。高校生の男女が一台の車の中という限られた空間をともにする異常。渉瑠が冗談半分に提示した条件を、晴礼は了承してしまう。叶うはずもない無理筋の願いではあったが、真剣に頼み込む少女の願いを、不本意ながらも渋々聞き入れることにした渉瑠。年下のクラスメイトである女の子とともに、自らがハンドルを握るプリウスで〈まほろば〉を探す旅に出ていくことになる。

 探している場所がどこかもわからず、目的地も定まらないまま始まった、あてもない旅路。
 ほとんど接点を持っていなかった渉瑠と晴礼だが、夏休みという途方もない時間の中で、少しずつお互いのことを知り、関係を深めていく。

 二人の旅人は、日本各地を巡り、素晴らしい場所、〈まほろば〉を目にしていく。旅を続けていく道中で、新しいものに出会い、それぞれの過去と邂逅する。

 渉瑠が旅を始めたきっかけと、旅を続ける理由。
 晴礼が〈まほろば〉を探したいわけと、旅をする覚悟の先あるもの。

 そして、二人の旅人は知ることになる。

 長き旅の終わりにある、旅の目的と生きる意味を。 



「カクヨム」に重複投稿しています。
プロローグ
2020/08/01 10:00
旅の始まり -1-
2020/08/01 10:00
旅の始まり -2-
2020/08/01 10:00
旅の始まり -2-
2020/08/01 10:00
旅の始まり -3-
2020/08/01 10:00
晴礼のこと -1-
2020/08/10 10:00
二人の旅路
2020/08/24 10:00
晴礼のこと -2-
2020/09/05 10:00
旅の終わり -1-
2020/09/20 10:00
旅の終わり -2-
2020/09/20 10:00
旅の終わり -3-
2020/09/20 10:00
旅の終わり -4-
2020/09/20 10:00
それから -1-
2020/09/20 10:00
それから -2-
2020/09/20 10:00
それから -3-
2020/09/20 10:00
エピローグ
2020/09/20 10:00
あとがき
2020/09/20 16:38
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