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monochrome forest

作者: 黒宮杳騏

木々の下

ここは光届かぬ世界

静寂の王が住む

風は息を潜め

ささめく葉もいない


まるで迷子

ここは黒い絶望世界

色彩を失った

枝は細い指で

手招く事やめた


頬は濡れるばかり

気付けば私ひとり

ここに居たの


出口を探すべきだと

分かっているのに

モノクロームの森で今

あなたの体温だけを

私は求めている



影の闇

ここは虚無の閉塞世界

足音も立たない

花は既に朽ちて

あなたはどこにいるの


頬を濡らすばかり

繕う事も忘れ

怯えて叫ぶ


私はひとりぼっちで

あなたは居ないから


出口を探すべきだと

分かっているのに

モノクロームの森で今

あなたの体温だけを

私は求めていた

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