白の街とワンピース
深夜テンションで書いたけど今読むと痛くて死にそう
もう一度あの白い街に行きたい。親のプレッシャー、高校受験、そんなのは全てくずかごに投げ捨ててあの街に、あの娘に会いに行きたい。
中3の夏休み、親と喧嘩した。今まで何度も家出寸前の喧嘩をしたことがあるが今回は今までとは違う。なんというか色々な事に疲れたのだ、面と向かって怒鳴りあった訳ではないが、家を出てどこか遠くに行こうと決めた。普通の男子中学生ならそんな宛ないだろうが、俺には行きたい場所があった。 どうせ受験が終わったら行こうと思っていたばしょだ。
小学三年の夏休み、家族で東北に旅行へ出かけた、一ヶ月と少しの滞在でほとんど物心がついていないような年齢だったのに今でもその街と空気とそこに住む人が目を瞑るだけで体に染みるように思い出される。その街を色で表すとすれば『白』だ。街が白いのだ。その街の家々は角砂糖のように白く、美しく簡単に崩れてしまいそうだった。何故白のイメージがこんなにも強いのか、街には他の色だって存在したのだ。量だけで言ったら青が一番多かったはずだ。見上げても白い雲と青い空は3:7くらいで、何より街を覆うような日本海は無論青かった。あの街は新緑の濃淡も美しかったし、芝生も飛び込みたくなるような美しい緑だ。それでも白を連想してしまうのはあの娘が居たからだろう。麦わら帽子の下からクスリと笑う白いワンピースが似合うあの娘が...
冒頭で書くの疲れたどうせ人気出ないしやめるか