第1章
「ねぇ、マスター」
フォンと、目の前に立体映像が浮かび上がる。
(…あれ、何してたんだ俺…)
見渡す限り砂の中俺は1人思い出す。
(あぁ…そうだ…連中から逃げてそれで…)
「ねぇ!マスターってば!」
「はっ!な、なんだ、フーか、脅かすなよ…」
「なんだじゃないよ、もー、それよりそろそろ行かなくてもいいの?」
「んー?あぁ、それもそうだな…よし、行こう」
そうして俺はそいつを動かした。
「次はどこだっけ?」
「うーん、次はねぇ、南のオアシスの城かな?」
「そうか、そんなとこまで来たんだな、俺たち…」
フーと喋っている内に完璧に起動したようだ。
「じゃあ、フー、よろしく頼むな」
「分かったよー!進路南!出発!」
高回転するモーター独特の高い音を周囲に響かせながら、そいつは、鋼の人は、砂の大地を飛翔する。
見上げる限り青い空、見渡す限り砂の中、様々な仕事をこなす俺たちは、人々に鉄の傭兵と呼ばれている。
初めての作品投稿でブルブルしながら描きましたので、なんかまずい作品になってるんじゃないかと思いながら書いてます(^_^;)
てきとーによんでてきとーに感想ください(^ ^)