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022  昇格欲


 いよいよだ。二番打者であるチビに打順が回った。二番というのはとてもシンプルな打撃が求められていて、なにがなんでも一塁走者を進める事が最優先とされている。手段は色々とあるが、もっともメジャーなのが犠牲バントであろう。犠牲バントとはその名の通り、自分がアウトになってでも相手を次の塁に踏ませるという行為だ。


 この技術には賛否両論別れていて、バント推進派とバント撲滅派に別れてネットでは常に対立している。しかし、バントをする事で生活が出来ている人間はいるのでバントは一概にも悪いとはいえない。そういう自分にしか出来ない仕事を探して、それを探究する内に本業と化す場合もある。そうなればチョロイものだ。例え守備固めやバント要因だとしても1軍に上がれる事は上がれる。


 今のチビはなんとしてでも1軍に上がりたいと考えており、もしもそれが守備固めの要因だとしても、それは1軍に上がったという事実でもあるので、きっと喜びは隠せないであろう。それだけ、2軍には無いものが、向こうにはあるという事である。



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