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悪服す時、義を掲ぐ  作者: 羽田トモ
第三章
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幕話 企み×信託

 果てしない宇宙。


 それは、神の箱庭。


 煌めく星々の輝きは、暗黒を彩る装飾品。


 無音の世界では、神の威光が彼方まで響き渡る。


 そんな広大な宇宙の中心に、漆黒の管理者が鎮座していた。


 漆黒の管理者は恍惚な表情を浮かべ、手元の水晶を眺めている。


「安住の地で暮らす? ふふ……、ダメよ、美しい子」


 愛おしそうに、楽しそうに呟いた漆黒の管理者は、水晶に別の者を映し出す。






 ◇◇◇◇◇






 早朝、私は跳ね起きた。


「パトリシア様、どういたしましたッ?」


 ベッドの横で待機していた世話役の侍従が、私の様子を見て、血相を変えて近づいてくる。


「平気よ。着替えを」


 着替え終えると、隣の部屋で待機しているレフの元へ向かう。


「おはようござ――」

()()、信託を賜ったわ」


 レフの言葉を遮り、私は今朝見た神の意を口にする。


 私の言葉を聞き、微笑んでいたレフの表情が真剣な面持ちに変わる。


「ということは、居場所が分かったのですか?」

「ええ」

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