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『観念的思考法』⒄

『観念的思考法』⒄



並々ならぬ精神の果てに、思考法は存在する。存在はするのだが、其処まで辿り着けない訳だ。何となく、ではなく、確実に、である。それはどういうことか、と言うと、観念がまだ定まっていないからである。定位は否定され、確定のみが、肯定される世界の様だ。



それでも、物事は容易く、気安く進むし、日常も自然と流れていくのであって、そのことを恨む必要もなく、ただ当たり前を当たり前として受け入れれば、それが、平和な日常として規定されながら進んでいく人々の生活が世界にはある。



もしかしたら、平和を前にして、観念的思考法は不必要なのかもしれない。観念的思考法は、現実を見据えたものではないからだ。遠く昔から、人類の側にあった、文学という存在論が、架空を見据えた点で、観念的思考法は存在したからであって、そのことは、誰も否定できないのである。

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