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とある推理作家に関する報告書  作者: 冬野 氷空
名探偵の帰還、あるいは出会い
1/12

始めに

前作「猫みたいな少女、名探偵の僕」の続編になります。

前作を読まなくても楽しめますが、読んで頂いた方がより楽しんで頂けると思います。

 推理作家・枢野くるるのねこに関する報告。

 報告日・12月3日。

 報告者・柏木出版編集部所属、波戸はと真澄ますみ


 私が枢野猫という推理作家の担当編集になってそろそろ半年が経過しようとしている。そこで、彼と私がこれまで巻き込まれてきた幾つかの事案について報告しようと思う。

 報告と言っても公にできる内容には限りがあるため、今後、出版物に掲載する際は厳しい審査が必要になると思われる。

 さて、彼の驚くべき、そして称賛に値する推理力を報告するにあたって、差し当たり私と彼の出会いから記していこうと思う。

 私と彼が出会った時、私は既に先述の出版社に籍を置いてはいたが、彼――枢野猫はまだそのペンネームすら使っておらず、それどころか日本からイギリスに短期のホームステイに来ただけの、ただのしがない男子高校生だった。

 厳密に言えば彼と私が出会ったのは日本からイギリスへと向かう飛行機の中だ。そこで私はとある凶悪事件に巻き込まれ――そして彼の頭脳に頼る形となったのだった。

 あれから、もう、二年以上経過している。

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