読書/秋月さやか『夢占い辞典』 ノート20161027
秋月さやか『夢占い辞典』感想文
●秋月さやか『夢占い辞典』学研2010
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【内容】
分量655頁。23-523が夢の例、他は凡例や解説となる。
凡例に挙げられた本書の特徴は4つだ。
第1は7つの質問で夢を調べる。第2はジャンル別で夢言葉を表示。第3は夢を思い出すテクニックを網羅。第4はユング的解釈ではなく、民族や文化による夢占いの歴史に着目(本書はユング系ではない)。
本書の特徴の第1は「7つの質問で夢を調べる」は、どこで(場所)、いつ(時)、どこで(環境/気象・天体含む)、誰が(人物)、何が・何を(生物・動物・植物)あるいは(人工物・自然物)、どうしたどうなった(行動・出来事・状況)
本書の特徴の第3「夢を思い出すテクニック」は、具体的に、夢は睡眠の浅いときにみやすく、目覚めた時の5~30分以内に夢について、ゆっくり整理し、記録をとる。その時間を過ぎると他の情報に攪乱されて消えてしまう。
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【所見】
夢判断の一般向け専門書だが、いまどきはネットでも無料検索できるし……。2600円を安いとみるか高いとみるかだ。ただ、民族事例に沿った夢判断というのが面白く思った。古典を読むと確かに、夢というのを重視している。執筆化・読書人サイドとしては役に立つかもしれない。




