表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度妻をおとすレシピ 第6冊  作者: 奄美剣星
読書
51/100

読書/カフカ「火夫」 ノート20161027

【概要】

カフカの「火夫」1913年に発表された作品である。~ドイツ青年カール・ロスマンは、女中に誘惑され孕ませてしまった。そのため両親の手でアメリカへ放逐。定期便船がニューヨークに入港しようとしたとき、傘をとりにゆき、船内で迷い、船の火夫に出会う。曰く、上司との折り合いが悪くて、仕事ぶりの割に冷遇されていることをぼやく。ロスマンは同情し、船長室に乗り込んだ。しかし日頃の勤務態度が悪いといって一蹴された。その船長室には、成功してアメリカに在住している伯父がいた。エドワード・ヤーコブは上院議員だ。ヤーコブはロスマンを引き取った。

.

【所見】

また、本作は、未完絶筆となった『失踪者』の冒頭にもなっている。著者没後に友人マックス・ブロートが、遺作を編集し、『アメリカ』という題で世に出した。私は、フランスの映画監督ストローブ=ユイレの手になる、1983年公開のモノクロの映画DVD『階級関係アメリカ』を図書館で視聴した。――村上春樹が『海辺のカフカ』で、カフカ少年の下りあたりなんかは、ほぼそのまんま、オマージュしている。

.

*引用文献

フランツ・カフカ『カフカ小説全集4 変身ほか』白水社2001

~「判決」「火夫」「変身」3編も収録されている。「変身」は54-91頁、全48頁。47×19字≒800字。原稿用紙1000枚弱。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ