Ⅷ∮力の証明
縋りたい腕に手を伸ばせない
それは強さと弱さで
この立ち位置で
君との距離を測りかねる
あれはまだ未熟な時間に
重ねてた繰り返す日々
ここにいる ここにいる と
あれはお互いが放つ合図だった
今はもう手繰りたい糸を
自由に動かせる筈なのに
どうして何より一番と願うものに
一番届かないなんて 錯覚
掴みたい腕に手を伸ばせない
これは強さ?弱さ?
今なら何でも出来る、でも
それは望むべきものじゃないんだ
それでも君に手を伸ばしたい
これは強さと弱さのあいだ
ただ今の立ち位置の僕を
受け容れてくれるか怖いだけ
それでも求めてしまう、だけ
“得たものの大きさを知っているか”