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第1話:日常

以前同じものを書きましたが都合により改正させていただきました。

くだらない・・・)

僕は、机に肩肘をつきながら思った。

(数学の方程式に何の役に立つ?歴史を振り返っても人間は同じ事しかしない)

だが、国語の授業中に考えても仕方が無い。

キーンコーンカンコン♪(このチャイムはどうにかしろよ・・・)

どう考えてもリズムがずれているチャイムが鳴る。

「起立。礼」

授業が終わった。その矢先に、

「蓮崩〈れんほう〉ちょっと来い!」

俺の名前だ。

「お前、進路はどうするんだ?お前だけだぞ。決まってないのは!」

先生が怒りながら言う。

俺はもう中3だ。3年にもなって、進学先も考えずに遊んでいる。いわば、落ちこぼれだ。

「あぁ。そんなことっすか」

俺は他人事のように言う。すると。

「そんなことだと!ふざけるなよ!」

先生がキレた。先生の怒号が教室内に響きわたる。

(そんなことでキレんなよ・・・)俺は呟く。

「もういい!先生はお前の進路には一切干渉しない。わかったな?」

「はぁ〜い」

俺は馬鹿にしたように言う。

まぁ、実質本当に進路は決めねばと焦っているのだが、俺はあの先生が嫌いだ!

「先生どうしよう?」

なんて聞くなら死ぬ!

「ダイジョブ?蓮崩」

話し掛けてきたのは、幼稚園からの幼馴染の聖〈しょう〉だ。名前は男みたいだがれっきとした女。俺もお年頃なので、女には興味が湧いてしまう

「まぁな。ったくあのオヤジすぐ切れやがって!」

俺は先生に対しての愚痴を言う。すると

「いや、あれは蓮崩が悪いと思うわよ?」

聖が言う。

「う・・・まぁそうかもしれないけど」

なぜか、聖には嘘はつけない。と言うより逆らえない。

幼稚園の時に一度逆らったら・・・

・・・あれは封印しておこう。

「あぁ〜。なんか面白ぇ事ねぇかな〜?」

この何気ない言葉が、俺の運命を変えることになる。

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