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【完結済】真説・おとぎ前線 【壱】〜祐徳門前商店街編〜【小説版】  作者: 久遠 魂録


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風変わりな関係者…

この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。

陽気な声で入ってきた女性(??)は、稲穂(いなほ)亜都(あと)の制止を無視し、ズカズカと奥の厨房へ入ろうとした。


稲穂(いなほ)はかなり焦りながら、その進路を遮るように声を張り上げた。


「お客様、困ります!(かん)(けい)(しゃ)()(がい)()()()()()(きん)()です!」


亜都(あと)も同様に焦りの色を浮かべ、前に出て女性に訴える。

「すいません。どうか、店長に用があるのなら、お呼びしますので、先ず、お名前を……」

女性は全く悪びれた様子もなく、むしろ楽しそうに言った。


「大丈夫だって。(わたし)()(かん)(けい)(しゃ)|よ!行ったり来たり、ここのお店に自由に入っていいんだから……。あ、私の名前ね……そうね……」


その騒動に気づき、神那(かんな)美琴(みこと)が厨房から出てきた。


神那(かんな)は、怒りの声色で問い詰めた。

「あの……()(みせ)()(かん)(けい)(しゃ)と聞こえましたが、一体どなた様でしょうか?」


美琴(みこと)は、この場の事態を収めようと焦りながら口を開く。

「申し訳ございませんが、私達は()()()な者で、今日はお客さんが多く、店長は厨房で取り込み中で……ちょっと……」


女性は、しばらく間を空け、お茶らけながら宣言した。

「これなら、どう? 私はただの通りすがりのお面ライダーだ!覚えて置け!」彼女は自分で「シャキーン」と擬音を発した。


神那(かんな)は、その悪ふざけに怒りを募らせた。

「本当にお店の関係者の方なんですか?どなたか存じませんが変な悪ふざけはやめてください」


美琴(みこと)神那(かんな)を制止し、冷静になろうとした。

神那(かんな)さん、この……(かん)(けい)(しゃ)()()()()()()(かた)から、とりあえず話を聞きましょう」

その時、突如、店の入り口から厨房の方へ駆け足で近づく二つの足音が響いた。


祈里(いのり)が声を上げる。

「いらっしゃい……理名(りな)さん!あと……」


理名(りな)は息切れしながら謝った。

祈里(いのり)ちゃん、ゴメンね。いきなり走ってきてしまって」


沙希(さき)が心配そうな声で尋ねる。

理名(りな)さんとこちらの方は……」


沙希(さき)ちゃんもゴメンね」

理名(りな)は、また沙希(さき)にも謝罪した。


理名(りな)は、そのまま**??**の側に近づく。


稲穂(いなほ)は、その顔を見て嬉しそうに声を上げた。

「り、理名(りな)ちゃんだ~!何故、今日はここに?」


亜都(あと)も同様に嬉しそうな声を上げる。

理名(りな)ちゃん!いらっしゃいませ~♪」


「今日も稲穂(いなほ)ちゃんも亜都(あと)ちゃんも元気だね!」

理名(りな)はそう返し、「ちょっと待ってね……」と言って、後ろから来たもう一人の女性に話しかけた。


「ちょっと、こんな人混みの中を、どうしたら、そんな(しのび)みたいに移動できるんですか?」理名(りな)は、**??**に問い詰めた。


志織(しおり)は息切れしながら、??に注意を促した。

「しゃ、(しゃ)(ちょう)、何をなさってるんですか?大家さんと話を済ませたあとは全部、前線カフェ(ぜんせんカフェ)の事は専務に任せて、それから一度もお店に来たことないなら、バイトの子が**(しゃ)(ちょう)の事を知ってるはずはないですよ!」

彼女はしばらく間を空け、呆れた声で続けた。


「それに何ですか……聞こえましたよ!その……『()()()(とお)()()()()()()(めん)()()()()』**って……」

**??**は、お茶らけた口調で反論した。


志織(しおり)ちゃん、どう思う?来たことがなくても、何かしらの説明位はするでしょう!(わたし)の事を知らないとは……専務の(きょう)(いく)()(そく)と見た!」

この騒動と、亀が戻ったことで厨房に誰もいないことに気づき、ようやく**碧海 雫(あおみしずく)**が厨房から出てきた。


碧海 雫(あおみしずく)は、美琴(みこと)に声をかけようとして、その場にいる人物を見て、驚きの声を上げた。

「み、美琴(みこと)さ……(しばらく間を空け)しゃ、(しゃ)(ちょう)……」


美琴(みこと)神那(かんな)稲穂(いなほ)亜都(あと)、そして**碧海 雫(あおみしずく)**は皆、茫然とする。


神那(かんな)は、鳩が豆鉄砲を食ったような顔で呟いた。

「これが……店長がいつも話している(うわさ)の……」

美琴(みこと)は信じられないといった様子で、問い返した。


「この方が……(しばらく間を空け)しゃ、**(しゃ)(ちょう)**さん、なんですか?」

稲穂(いなほ)は呆れた声で正直な感想を漏らす。「こ、この**(しゃ)(ちょう)**、絶対、あ……アホだ……」

亜都(あと)は焦りの声で稲穂(いなほ)に注意した。


「い、稲穂(いなほ)ちゃん。それは……絶対に言っちゃダメ……」

**??**は、後方に移動した稲穂(いなほ)亜都(あと)の方を一度振り向き、その会話を聞いてから振り返った。


彼女は改めて、お茶らけながら宣言した。

「そう、私こそ、この**『前線カフェ(ぜんせんカフェ)』の()()()()。そして、()()ではない!私はただの通りすがりのお面ライダーだ!」

彼女はさらに続けた。


「それにしても(しずく)**専務、バイトの子の教育がなっとらん」

そして、決めポーズを取り、ドラマチックに言い放った。


「さあ、お前の罪を数えろ!」と、自身で「シャキーン」という擬音を発しながら…

この度は、私の作品を最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。読書のお一人でも、心に響いて頂けましたら幸いです。

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