記憶の中の旅日記「中々のモノを見せてもらった」!
ご縁があって、ひょんなことからとある議員秘書に国会議事堂の中に入れてもらった。
正面玄関から入ると、大きくて広い吹き抜けがある。
明治23年に第1回帝国議会が開かれたが、現在の国会議事堂がつくられ始めたのは大正9年、完成したのは昭和11年の11月とのこと。
つまり、伊藤博文も板垣退助も大隈重信も、この議事堂の演壇に立つことはなかった。
わが国の議会制度の基礎づくりに力をつくした3人は、今も議事堂の真ん中に立って、国会の様子をしっかりと見守ってくれている。
数人の中学生達に案内人が問いかける。
「3人の銅像は、みなさんに何を語りかけてきましたか?」
銅像を立てる場所が4か所あるみたいだけれど…。
確かにひとつは台座だけになっているね。
「もう1人の銅像を誰にするはずだったのかはまったくわかっていません。
政治というものはいつも不完全であり、常に理想に向かって進むべきものだということで、わざとあけてあるのだという説のようです」
なるほどね、聞き耳をたてながらフムフムと頷いてしまった。
子供達の見学の時は、ア・ソ・コは君のために空けてあるんだよ、と説明するんですけどね、と我らの案内人は笑った。
さてさて、ここからがクライマックス。
私達の見学は、いわゆる中学生・高校生の修学旅行の一環みたいな入場ではないのだ。
私達の案内人はキョロキョロと周りの様子を伺い、さあ、あっちに行ってみましょうと少しだけ急ぎ足になった。
シークレットスペース。
なんとも別世界の雰囲気。
「特別にこのエレベータに乗りましょう」
1階上に上がるだけだったのだが、まさに特別に乗せてもらった。
「このエレベータと天皇陛下の待機されるお部屋が、議事堂建築費用の半分を占めるかもしれません」
「へー、そうなんですかぁ?」
ただただ感嘆するばかりだった。
詳しく書けないので、写真だけアップすることにします。
(国会議事堂にて、盛夏)




