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旅の記憶 さすらい雲   作者: 報苔京
55/66

記憶の中の旅日記「神様がいっぱいだ」

 八百万の神々

 読み方は「やおよろずのかみがみ」・・・。

 8という数字は慣用的にはたくさんと言う意味で使う。

 嘘八百とか江戸八百八町とか。

 ようは数えきれないということだ。

 神々の数はさらに万が付く。

 考えてみれば、日本の神道にはたくさんの神がいる。

 天照大御神あまてらすおおみかみを中心に、人神や動植物、海の神や山の神、はたまたイワシの頭まで神になりえるわけだ。

 そもそも、もれなくというわけではないが、死んだらみんな神様になるんだから多いに決まっている。

 そのため全国に神社もたくさんあるわけだ。

 読み方もさまざま。

 神社・神宮・大社・稲荷・八幡・・・。

 考えてみれば違いなんて考えたこともなかった。

 調べてみると、どうも祭られている神によって分けられているらしい。

 伊勢神宮は天照大御神あまてらすおおみかみ

 この神はそれこそ神の中の神。

 だから天下御免の伊勢詣でと言われる由来。

  八坂神社は須佐之男命すさのおのみこと、出雲大社は大国主神おおくにぬしのかみ、京都伏見稲荷は猿田彦神さるたひこのかみ、住吉大社は底筒男命そこつつのおのみこと

 

 さて、そんなわけで今日訪れた福岡太宰府天満宮は菅原道真。

 参拝は実に中学の修学旅行以来なのだ。

 太宰府は筑前の国の一宮。

 しかも天神・神社の本社なのだ。

 ちなみに日本の3大天満宮は福岡の太宰府・山口の防府・大阪の北野。

 

 東風こち吹かば 想いおこせよ梅の花・・・

 

 寒波のせいか例年は咲くはずの花がまだ蕾状態。

 北風ビュービューだとさすがに思い起こせないよね。

 ところで、歳とったせいか最近は真面目に参拝儀式したいと思うようになった。

 何を真面目にかというと、神社でも寺院でも教会でもなんでも、その宗派の礼節に習いちゃんとした拝礼をしたいということ。

 決して信仰してるわけではないのに、それでもしっかりした拝礼を心得て実行する。

 これがカッコイイと思うようになってきたわけだ。

 一礼して鳥居をくぐり、手を右手左手の順に洗い、右手の平に注いだ水を少しだけ口に含む。

 祭壇の前で服装の乱れを正し、軽く一礼。

 右左右の順に足を運び賽銭を投げ入れる。

 祭壇を見据え呼吸を整え深く二礼、胸の前に手を合わせ二拍手、そしてもう一度深く一礼。

 左右左の順に足を後ろに送り軽く一礼する。

 やっぱりこれがカッコイイ!

 パンパーンと手を叩き十円玉投げ入れ、「いいことありますようにぃ~!」ってのはもうやめました。

 

 ところで帰りに食べた太宰府駅前のラーメンはなかなかイケた。

 九州総選挙第一位という看板に釣られて入ったのだが・・。

         (福岡・大宰府、晩冬)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

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